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出版社内容情報
浮遊大陸群を救う、最後の戦いが始まった。〈最後の獣〉の結界内に広がるのは、在りし日の地上を模した風景。散り散りになる妖精兵たち、ティアットの前にはエマと名乗る女性と、白いマントの少年が現れて――。
内容説明
浮遊大陸群を救う、最後の戦いが始まった。“最後の獣”の内に広がるのは、在りし日の地上を模した風景。散り散りに降り立った先、目を覚ましたティアットの前にはエマと名乗る女性と、白いマントの少年が現れて―。あるいは豚面種から数多の人間を救い。あるいは竜種を葬りながら。この世界を壊すという役目に奔走する妖精兵たちを裂く、新たな選択肢とは。「もうすぐ、時がくる。君が征く道を、君が選ぶ時が」楽園の崩壊は近づく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
41
<最後の獣>内に広がるのは在りし日の地上を模した風景。散り散りに降り立った先、目を覚ましたティアットの前に、エマと名乗る女性と白いマントの少年が現れる第十弾。豚面種から多くの人を救い、あるいは竜種を葬りながら、この世界を壊すという役割に奔走する妖精兵たちを戸惑わせる新たな選択肢。妖精兵たちに引き継がれてきた思いや、彼女たち自身の成長、それぞれの現在地になかなか感慨深いものを覚えましたが、すでにそれそれ道を選び始めている彼女たちと、これまで積み重ねてきた物語がどのような形で決着するのか、最終巻が楽しみです。2021/08/02
かんけー
30
読了♪その巻に因って?刊行期間が不定期の為、物語の内容を思い出せないパターンが...ちょっとネックかなと。冒頭のティアット、コロン、パニバルの会話が「最後の獣」を変に揶揄していて苦笑(^_^;)中盤以降浮遊大陸群の神話的存在の大賢者や星神が様々に顕現してくるが、レプラカーンとしての妖精兵士の想いと混沌とがない交ぜに成って?世界の均衡をも脅かす事態に。[ネタばれ失礼]成る程?「最後の獣」をそう表現するのな。敢えて五人の妖精と書くが?まさかまさかのパニバル、どっちが正しいのか逸れこそカオスであると。→2021/07/25
オセロ
27
Kindle Unlimitedにて。 浮遊大陸の運命をかけての戦いは静かな幕開け。最後の獣が巣食う2番浮遊島に上陸したティアット達。場所も時間軸もバラバラに飛ばされたものの、それぞれが出来ることをやって大賢者や地神を助け出したところで完全に予想外の展開が待ってましたね。果たしてこの物語がどんな結末を迎えるのか楽しみでもあり怖くもあります…。2023/10/22
どんぐり@京都の何処かで
21
ティアットの正義とまさかのパニバルの正義。クトリから連綿と続く心を継ぐティアットと、、アイセアがラーンくらい色んなことを考えてしまったパニバルと。次巻がついに最終巻とのこと。感想の結論もその時に。優しく強い妖精と人が紡ぐ再会に向けたファンタジー、いよいよだね。2021/08/14
dorimusi
15
2番浮遊島での最終決戦開始。取り込んだ星神とかの記憶で作られるあやふやな世界だから、時間軸が揃うとも限らんかーとなんか納得。ちょっと予想外でした。 コロンの強さがちゃんと書かれるのは初めて?今までと一番印象が違ったキャラ。パニバルはそう考えるかー。どっちかっていうとティアットかと思ってたけど役割的にはティアットにさせるわけにもいかないか。 これで丸く収めようとするとなんか結末も予想できる気がするけど、どうなるか。最終巻読んでみよう。。2024/07/09