生活人新書 人生の質を高める時間術

野村 正樹【著】

ＮＨＫ出版（2009/01発売）

• サイズ 新書判／ページ数 219p／高さ 18cm
• 商品コード 9784140882771
• NDC分類 336.04
• Cコード C0234

内容説明

仕事で成果は上げられても、私生活は食べて寝るだけ…。そんな日々の積み重ねの人生で、本当に幸福になれるのでしょうか。これまでは当たり前だった仕事術、時間術を見直してみませんか。仕事の効率を高め、浮いた時間資産を私生活の充実に転用する。自分の人生を取り戻すための、とっておきの時間術です。

目次

１章　スピード・効率・節約だけの時間術は疲れる
２章　「時間マネジメント」力を高める
３章　「余分な時間」を「価値ある時間」に変える
４章　時間の質を高めるプロの仕事術
５章　充実した私生活を送るヒント
終章　混迷の時代こそ量より質をめざせ！

著者等紹介

野村正樹［ノムラマサキ］
１９４４年神戸市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。６７年サントリー（株）に入社。営業、宣伝、マーケティング部を経て８６年に『殺意のバカンス』で、推理作家デビュー。９５年に５０歳で独立し、推理小説、ビジネス、生き方、時間、鉄道などの著作・講演で活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[boo]

文章に慣れるまでちょっと時間かかりましたが、なんとか読み終えました。今のご時世onとoffの切り替えが難しいのはわかります。メールや電話がいつでもできる世の中ですもんね。今の自分は育休中ですが、仕事始めたら時間関係なくなる電話とかは困るなぁ。うまく自分の中で防波堤を築いてバランスをとらなくてはいけませんね。何事もバランスですね。

2016/05/08

[Humbaba]

時間はただ量だけ増やしても意味が無い．量よりも，質をどう高めるかが重要である．ただ漫然と過ごすのではなくて，同じ時間であっても集中して価値を高められるようにすることが重要である．

2011/10/31

[dice-kn]

無駄な時間を一分一秒と切り詰めるのではなく、充実した人生を送るためにどう過ごすか。書いてあることは当たり前なことに感じたけど、当たり前なこともぐうたらしてると忘れてしまうんだよなー。著者が言うようにゆとりをもって良い人生を送れたらと思う。

2015/02/28

[Naota_t]

文明は発達したけれど、ケータイは情報を調べたり、人と待ち合わせする能力を低下させたりするし、メールは手紙を出す手間と時間が省けた分、送信違いや返信にせかされ、空いた時間に新たな仕事が降ってくる。こんな当り前過ぎることがつらつらと書かれていて、どこが“人生の質を高める”んじゃい、と思いながら読んでいたら終わってしまった。（電話でも何でも一旦段取りを考えたり、紙に書きだしたりしてからするというのが、当り前のことだけれど唯一心に留まったことかな）人生の質を高めたい！と思っている人は、本書を読む必要はありません。

2014/07/08

[Humbaba]

かつて、仕事の成果とそれに要する時間は比例関係にあった。そのため、より長期間働くということは意味があり、また、それをやり遂げられるのが優秀な人間の要素でもあった。しかし、現在は仕事の成果とそれに要する時間は比例関係にはなくなった。そのため仕事に無理をするのではなく、自分の時間と仕事の時間の双方を重視した生き方を目指せるようになった。

2013/12/28