内容説明
経済格差、環境破壊、不正腐敗…、様々な問題を抱えながらも、中国は走り続ける。日本人にはなかなか実感できない、その大きさ、広さ、深さ、多さ。長年にわたる中国通いでの体験から、「中国」という不思議な存在の核心へと迫り、日本人の中国観、隣国との付き合い方に再考を促す。
目次
第1章 「大きく」「広く」「深く」「多い」国中国
第2章 中国の国境をめぐる宿命
第3章 中国人とは誰のことか
第4章 毛沢東と〓(とう)小平―中国を動かした二人の名コピーライター
第5章 日本と中国との真の和解は可能か
第6章 中国はどこへ向かおうとしているのか
著者等紹介
石川好[イシカワヨシミ]
1947年伊豆大島生まれ。作家、評論家。65年に渡米し、カリフォルニア州の農園で4年間働く。帰国後、慶應義塾大学に入学し、74年法学部政治学科卒業。89年に「ストロベリー・ロード」で第20回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。現在は「新日中友好21世紀委員会」日本側委員、秋田学術振興財団会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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