生活人新書
あの日、鬼平先生は何を食べたか―池波正太郎フランス旅日記

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  • サイズ 新書判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140882443
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0295

内容説明

昭和五十年代、池波正太郎の書生としてフランスに同行した際の旅日記。そこには、訪れた名所旧跡、宿泊先等とともに、食事のメニューが克明に記されていた。決して奢侈に流れるのではなく、洗練された食卓の情景が日夜繰り広げられていく。パリを起点にして各地を駆け巡った、池波正太郎の、あの日のフランスを再現する。

目次

1 昭和五十五年秋
2 昭和五十七年初夏

著者等紹介

佐藤隆介[サトウリュウスケ]
1936年東京生まれ。東京大学教養学部(フランス科)卒業後、コピーライターを経て、池波正太郎の書生を十年間務めた。食、酒、器に造詣が深く、食文化研究家として定評がある。現在は亡師ゆずりの粋と洗練を伝える文筆家として、雑誌製造販売処「鉢山亭」主人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ダリア

1
再読。池波先生視点の『あるシネマディクトの旅』と比較すると、同じ旅でも感想や記録内容が違っていて面白い。しかし、『剣客商売』だけ読んでいると池波先生がこんなにフランスしかも田舎を旅していたとは想像もしていなかった。おつきの人に気を遣う池波先生はリアル秋山小兵衛だ。2022/11/22

ダリア

1
書生とお抱え運転手を連れての旅行、さすが池波先生ともなるとこちらが想像する以上の海外旅行をされるのだ、と。また、フランが余っても仕方ないから使わないと、というシーンは呆れてしまった。こう、感性の違いを。書生やお抱え運転手を連れて行くのも、自身が楽するためだけでなく(というか、かなり気を遣っている)二人に勉強させるためと言うのが、本当にお金の使い方を知っている人なのだな、と思った。2017/08/12

正親町三条ペペ

0
フィクション、つまり、ネタを大げさに膨らませているとは思うが・・・、この旅行記に「楽しい旅だったんだな」と思わせるところが一筋もない。事務処理能力が欠ける人がだらだら酒を飲んで、気難しい親分から小言を言われました、ただそれだけである。撮影している写真もすべて薄暗く、本気でチョイスしたとは思えぬ内容。(モノクロ故ではない。モノクロでも鮮やかに映る写真は、例えば、吉越立雄を見よ)「池波」「旅」「食」と出せば売れまっせ、というアンチョコさが見える。これでは師匠も浮かばれまい。2024/10/06

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