内容説明
肉体の疲労、精神の疲労、病人の疲労…すべての疲労は脳が支配していた。疲労のメカニズムと対処法を、最先端の医療科学で解き明かし、箸も持てないほどつらい脱力感や倦怠感がいつまでも続く「慢性疲労症候群」の全貌にせまる。あなたの「慢性疲労」は、危険ではないと言い切れるか?!慢性疲労サラリーマン必読書。
目次
第1章 「疲労」とは何か(あなたの「疲れ度」は?;現代社会と疲労)
第2章 疲労のメカニズムと回避(ポジティブシンキングでストレス回避;鍛えれば疲労は軽減?;まだある「慢性疲労症候群」)
第3章 慢性疲労症候群のメカニズムにせまる(慢性疲労症候群とは?;慢性疲労症候群の分類;慢性疲労症候群とストレス関連疾患の発病年齢;慢性疲労症候群に陥る共通のメカニズム)
第4章 慢性疲労症候群の治療の実際(慢性疲労症候群の治療;慢性疲労症候群のケーススタディ;慢性疲労症候群の治癒率と予後;子供の慢性疲労症候群、不登校、引きこもりに対するホースセラピー)
著者等紹介
倉恒弘彦[クラツネヒロヒコ]
関西福祉科学大学健康福祉学部教授。専門は内科学。日本オリンピック委員会強化スタッフ
井上正康[イノウエマサヤス]
大阪市立大学大学院医学研究科・分子病態学教授。専門は生科学、分子病態学
渡辺恭良[ワタナベヤスヨシ]
大阪市立大学大学院医学研究科・システム神経科学教授。専門は神経科学、分子イメージング医学
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さり
2
授業で買ったしせっかくなんで読んだ。原因不明のしんどさほど恐いものはないよな。2011/09/30
Humbaba
1
疲労は体からの重要なメッセージの一つである。それを無視していると、取り返しの付かないダメージを負うことになりかねない。普通は病気によって疲労が回復しなくなる。しかし、慢性疲労症候群はその疲労がたまることそれ自体が病状となるので、診断が難しい。2013/08/01
エーコ
1
発症年齢は45~54歳がピーク。★症状は疲労感、脱力感、思考力の低下、睡眠障害、筋力低下だ。★内科的な治療は補中益気湯、ⅤB12(メチルコパラミン)、ⅤC(アスコルビン酸)。★発病すると必要最低限の活動しかできず、手の抜きようがない。この状態から脱出することよりも、今、何ができて何ができないかを整理し、現状を受け入れるように心をリセットすることが重要。2012/05/30
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