内容説明
脳死、自殺、安楽死、尊厳死。死または臨死を迎えた人たちに、古今東西の医学や宗教はどう向き合ってきたか。〈いのち〉の終わりをどう理解してきたか。だれもが迎える死の、今日的な様相を探り、死に臨む人びとの自己決定権や家族の意思、医師・医療関係者の判断や司法解釈など、ますます複雑化する環境のなかで21世紀の「死に方」を考察する。
目次
第1章 新しい死の概念―脳死
第2章 死のさまざまな様相
第3章 人は自ら命を縮めてよいか
第4章 終末期の医療―安楽死から尊厳死へ
第5章 ターミナルケア
第6章 安楽死の容認
第7章 死にゆく人をめぐる問題点
著者等紹介
森岡恭彦[モリオカヤスヒコ]
日本赤十字社医療センター名誉院長。東京大学名誉教授。1930年東京都生まれ。東京大学医学部卒業。宮内庁御用掛や関東労災病院長等を歴任して現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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