内容説明
晴れたり曇ったり、突然の嵐がやって来たり、今日のような天気予報がない時代、人々は空を眺め、きっと不思議に思っていたに違いない。近代的な天気予報が発表されるまでの予報といえば、それは古来伝えられてきた「ことわざ」だった。いまだ色あせずに残ることわざを読み解くことで、先人の知恵と観察力を学ぶ。
目次
第1章 身の回りから見てみよう
第2章 生き物を見てみよう
第3章 海は広いな大きいな
第4章 山には山ほどことわざが
第5章 たまには空を見上げてごらん
第6章 風を感じる
第7章 まだまだあることわざアラカルト
第8章 天気予報を探そう
著者等紹介
南利幸[ミナミトシユキ]
財団法人日本気象協会関西支社勤務。気象予報士。1965年兵庫県西宮市生まれ。岡山県倉敷市で育つ。広島大学大学院生物圏科学研究科修了。NHK「おはよう関西」「ニュースパーク関西」などで長年にわたり気象情報を担当。2002年4~5月には、NHK趣味悠々「あなたもできる天気予報入門」に講師として出演。現在も毎日放送ラジオやNHKラジオなどで活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和草(にこぐさ)
9
昔の人は空を見て、天気を感じていました。今は機械に頼っていますが、もっと空を見て、肌で天気や四季を感じていきたいと思います。欲を言えば、四季ごとに書いてあるともっと読みやすかった。2014/03/29
nagata
3
新書版なのにさすがNHKというべきか、充実した内容。ほぼ定説となっている「ツバメが低く飛ぶと雨」にも更に踏み込んだ考察を加えるなど、読み応えは十分。あいまあいまのシャレは…おいとく。2021/10/30
こばこ
1
ちょっと前の、南さんの書籍。概ね面白かったです。あと、大阪の気象キャスターはダジャレを言わないといけない呪いでも掛かってるんですかねこれは2016/07/19