内容説明
1989年、燎原の火のごとく拡がった“東欧市民革命”は、「鉄のカーテン」「ベルリンの壁」を突き崩し、戦後40余年にわたる東西冷戦体制をも終焉させた。そして、いま“中欧”が甦ろうとしている。かつてハプスブルク帝国の影響下にあり、洗練された文化・伝統を誇ってきた「多民族・多文化」混合圏、ドイツ影響圏としての“中欧”を軸に、その歴史的アイデンティティと“欧州新秩序”の方向をさぐる。
目次
第1章 “中欧”とはなにか
第2章 それはヤルタ以前に始まった
第3章 中欧復活の気運
第4章 “中欧”を探る旅
第5章 「東欧」大崩壊
第6章 ロシアと中欧
第7章 ドイツと東方
第8章 ハプスブルク再発見
第9章 復活する中欧
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