生活人新書
蕎麦屋のしきたり

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140880012
  • NDC分類 596.3
  • Cコード C0239

内容説明

蕎麦屋で酒を呑み、そして食う。それも蕎麦通の流儀で。男なら誰もが憧れる蕎麦屋での粋な作法を、元「有楽町・更科」の四代目店主が、豊富な蘊蓄とともに伝授。老舗ごとにちがう蕎麦の食べ方、酒とつまみの間合いの取り方など、暖簾の向こう側から教える、「上客」の作法。

目次

なぜ駅前に蕎麦屋があるか
蕎麦屋にも浮世の風が身にしみる
出前とおやどで暖簾の棲み分け
旦那の一日
おかみさんのお小遣い
通し言葉
時代で変わる店造り
調理場の配置
繁盛の歳時と催事
客のトイチ、ハイチ〔ほか〕

著者等紹介

藤村和夫[フジムラカズオ]
元「有楽町・更科」の四代目。1930年東京都生まれ。蕎麦職人として蕎麦作りの技術に関する知識はいうまでもなく、蕎麦の歴史・文化の研究にも定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

107
私は蕎麦が好き。ただ本格的な蕎麦を食べた記憶はあまり無い。本書は有名蕎麦屋のご主人が書いたお店視点の本。蕎麦屋のうんちく、しきたり、昭和の頃の慣習などてんこ盛り。年越しそば、引っ越しそばの由来や割り箸の素材別ランク付け、盛り塩の生い立ちなど、語り口調も昭和50年代の蕎麦屋のオヤジって感じ(…メシャガる「召しあがる」)と…。三大蕎麦屋は「藪」、「更科」、「砂場」で昭和中期頃まで蕎麦の色は「藪蕎麦の緑」、「更科の白」、「砂場の黄色」と言われていた。最後に1番うまい蕎麦はニ八(小麦粉20%蕎麦粉80%)だって。2024/07/02

エリナ松岡

18
終始江戸っ子の蕎麦屋の調子で書かれてて、取っ付きにくさも若干ありますが、すごく雰囲気は出てます。著者としては蕎麦を高級なものとする風潮を良しとせず、気楽に食べてもらいたいというスタンスのようです。ただ、内容のほうはレベルが高くて消化しきれないところもあったので、もう少し易しそうな本も読んでみたいと思います。2018/12/18

紫羊

15
元「有楽町・更級」の四代目が語る蕎麦に纏わる蘊蓄話。蕎麦屋の歴史や内輪話が楽しい。巻末の用語・隠語・口伝解説も読み応えあり。2022/02/02

あっきー

15
✴2 蕎麦が好きな人向けの本だ、蕎麦屋で昼間から酒をまったり飲むをやってみたいがこのままだともう一生縁がなさそうだ2020/02/13

Yushi Suzuki

14
蕎麦は食べても粋だし、読んでも粋だね。2017/06/14

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