内容説明
果てしなく広がる荒野に吹きすさぶ風、静謐な湖にきらめく光、なだらかな丘陵に広がる田園風景…。作品が生まれた舞台に立ち、作品の主人公のように歩いてみる。イギリスの豊穣で奥行きの深い文学世界への旅を、時間と空間を縦横に行き交いながら、軽妙、洒脱な筆致で案内する。
目次
ロンドン発祥の地と作家たち
シャーロック・ホームズの舞台―ロンドン・ウェストエンド
テムズ河の向こう側
テムズ河を彩った作家たち
神話と伝説の国・南西イングランド―アーサー王からアガサ・クリスティまで
二つの大学の町―ケンブリッジ、オックスフォード
シェイクスピアの故郷―ストラトフォード・アポン・エイヴォン
ブロンテ姉妹の舞台―ハワース
詩人ワーズワースの世界―山紫水明のウェイルズと湖水地方
国民作家スコットがガイドする古都エジンバラ
詩人バーンズとスコットランド民謡
アイルランド文芸復興の地
ジョイスの足跡を訪ねるダブリン散策
著者等紹介
小池滋[コイケシゲル]
1931年東京生まれ。東京大学英文学科卒業。同大学院博士課程修了。19世紀英文学専攻。東京都立大学教授、東京女子大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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