NHKライブラリー<br> 平和のグローバル化へ向けて

NHKライブラリー
平和のグローバル化へ向けて

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  • サイズ B40判/ページ数 221p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784140841440
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C1320

内容説明

同時多発テロの発生により、世界は「新しい戦争」の世紀に突入したのか?戦争の時代といわれた20世紀も、いっぽうでは平和を求める人びとの努力が着実に成果を遺した。地球市民の登場、女性解放運動の進展、情報通信技術の躍進など、グローバル化を推進したこの一〇〇年の諸相をグローバル・コミュニティ形成の一環と捉え、21世紀の平和実現の可能性を探る。

目次

第1編 地球市民の誕生(戦争と平和の二〇世紀;平和への模索;地球市民の訴え)
第2編 第三世界の国づくり(民族自決と世界秩序;第三世界の役割;革命と改革;アメリカの可能性)
第3編 普遍的人権思想の進展(人種・民族の対立と共存;文明の多様性―衝突か融合か;人権は普遍的原則か)
第4編 限りある地球に生きる(経済は平和の力となりうるか;自然環境と国際社会;NGOは何を変えるか;情報が市民をつなぐ;国境を越える人びと)
グローバル化とテロリズム

著者等紹介

入江昭[イリエアキラ]
1934年、東京生まれ。53年ハヴァフォード大学留学。61年ハーヴァード大学大学院歴史学博士課程修了。カリフォルニア大学助教授、シカゴ大学教授を経て、88年日本人で初めてアメリカ歴史学会会長に就任。89年よりハーヴァード大学歴史学部教授。吉野作造賞、吉田茂賞各受賞
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感想・レビュー

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かじやん0514

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2001年の同時多発テロ事件直後に出された本。著者は、外交史家として広く知られ、主著『日本の外交』『新・日本の外交』(ともに中公新書)は、日本外交史の文献リストでは真っ先に挙げられる。バランスのとられた著述ではあるが、おおざっぱに言えば、国境の垣根が低くなって情報や文化の交流が進めば平和で安定した秩序ができるというかなり楽観的な平和論。国際政治における権力関係への分析はなく、核兵器廃絶のかの字も出てこない。後者については正直驚いた。2013/05/19

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