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西欧精神の探究―革新の十二世紀〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784140841365
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C1322

内容説明

ヨーロッパは「中世」に始まる。そして、この「十二世紀」が、ヨーロッパ最初の精神的自覚に、また、独自の文化の創造にまで到達した最初の時期である下巻では、西欧型政治の発生、大学と学問、近代科学の源流、美意識、賛美と愛の歌、そして中世と現代に焦点を当て、この画期的なヨーロッパ文明論が完成する。毎日出版文化賞受賞『西欧精神の探究~革新の十二世紀』が今よみがえる。

目次

9 西欧型政治原理の発生―封建制度と封建社会
10 大学と学問―自由な思索の展開
11 近代科学の源流―スコラ自然学と近代
12 中世人の美意識―ロマネスクとゴシックの世界
13 賛美と愛の歌―グレゴリオ聖歌と世俗歌曲
14 中世と現代―革新の世紀の終末と再生

著者等紹介

堀米庸三[ホリゴメヨウゾウ]
1913年、山形県生まれ。1937年、東京帝国大学文学部西洋史学科卒業。1956年、東京大学文学部教授。1973年、退官。1975年、逝去

木村尚三郎[キムラショウサブロウ]
1930年東京生まれ。1953年、東京大学文学部卒業。現在、東京大学名誉教授、静岡文化芸術大学学長
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感想・レビュー

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sun

4
非常に濃く、読むのに時間かかった。内容は抜群。封建社会とは。スクールとユニバーシティーの違い。ルネサンスの大元。音楽の役割、などなど。既存概念ががらっと変わり、暗黒の時代とは違う流れを体感させてくれた。歴史にうといけど、名著だと断言。2014/03/04

takashi1982

0
さすがに四半世紀前の内容であり、そこに書かれている研究成果は今日の学術水準から比べればやはり「30年昔のもの」であることは否めない。 それでも本書を通じての特徴だが、これ程の内容を備えていながら、使われている言葉は非常に平易であるため、いわゆる「ビギナー」(初心者)にとっても読みやすいし分かりやすいと言う点が上げられるだろう。 さらに擁護すれば、当時においてキリスト教の与えた影響について考えたいのであれば、その他の研究書や概説書も同時にあたれば良いことであり、この本一冊で全てを網羅しようという期待をせず、2007/06/16

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