出版社内容情報
ふたりのゴッホを支えた女性と知られざるファミリー・ヒストリー
フィンセント・ファン・ゴッホの義妹で、弟テオの妻ヨー。兄弟が相次いで亡くなった後、彼女は膨大なゴッホ作品を受け継ぎ、作品の普及に生涯を捧げた。世界各地での展覧会の開催、有力な画商や顧客に対する戦略的販売など男性優位の美術市場を切り拓いて成功を収め、さらにゴッホ書簡集の出版にも尽力した。ヨーの功績によって、ゴッホは死後に「同世代でもっとも優れた芸術家の一人」という評価を確立できたのだ。美術界を揺るがす意欲と先見性を持ち合わせ、さらにオランダ社会民主労働党員として政治活動にも関わったヨーの類いまれなる人生を描く。未公開の日記、家族の手紙、記念の絵画など貴重な資料と図版130点以上を収録。
【目次】
内容説明
フィンセント・ファン・ゴッホの義妹で、弟テオの妻ヨー。兄弟が相次いで亡くなった後、彼女は膨大なゴッホ作品を受け継ぎ、作品の普及に生涯を捧げた。世界各地での展覧会の開催、有力な画商や顧客に対する戦略的販売など男性優位の美術市場を切り拓いて成功を収め、さらにゴッホ書簡集の出版にも尽力した。ヨーの功績によって、ゴッホは死後に「同世代でもっとも優れた芸術家の一人」という評価を確立できたのだ。美術界を揺るがす意欲と先見性を持ち合わせ、さらにオランダ社会民主労働党員として政治活動にも関わったヨーの類いまれなる人生を描く。未公開の日記、家族の手紙、記念の絵画など、貴重な資料と図版130点以上を収録。
目次
はじめに アムステルダムの少女
第1部 社会的地位のある中産階級ボンゲル家(1862~1888年)
第2部 美術界への仲間入り―ファン・ゴッホ家(1888~1891年)
第3部 屋根裏に絵がいっぱいある下宿屋の女主人(1891~1901年)
第4部 再婚とファン・ゴッホ作品の集中プロモーション(1901~1905年)
第5部 勢いづくファン・ゴッホ(1905~1912年)
第6部 社会民主主義と書簡集の出版に向けて(1912~1925年)
おわりに 女性たちのたぐいまれなる手本
著者等紹介
ライテン,ハンス[ライテン,ハンス] [Luijten,Hans]
ファン・ゴッホ美術館上席研究員
川副智子[カワゾエトモコ]
翻訳家。早稲田大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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