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出版社内容情報
20世紀初頭、世界が熱狂した壮大な首都構想。その真実は平和の実現か、恐怖の支配か
科学、通信技術、芸術、スポーツなどあらゆる叡智をひとつの都市に集結させる――斬新な〈世界の首都〉構想が立てられた。目的は技術革新を通した世界平和。考案者は彫刻家のヘンドリックと義姉で名家出身のオリヴィア。政治家や芸術家をはじめ計画は世界中で熱狂的に支持されたが、構想から30年を経たのち夢と潰えた。だがその裏ではムッソリーニ、ヒトラーら独裁者たちが強い関心を示していた。ユートピア思想から始まったはずが、なぜファシズムに利用されることになったのか。計画に人生を捧げた考案者の姿を通して、幻の理想都市の謎に迫る歴史ノンフィクション。
内容説明
科学、通信技術、芸術、スポーツなどあらゆる叡智をひとつの都市に集結させる―20世紀初頭、壮大な“世界の首都”計画が立てられた。目的は技術革新を通した世界平和。考案者は彫刻家のヘンドリックと義姉で名家出身のオリヴィア。計画は世界中で熱狂的に支持されるが、構想から30年を経たのち夢と潰えた。だがその裏ではムッソリーニ、ヒトラーら独裁者たちが強い関心を示していた…。ユートピア思想から始まったはずの計画が、なぜファシズムに利用されることになったのか。実現に人生を捧げた考案者たちの姿を通して、幻の理想都市の謎に迫る歴史ノンフィクション。
目次
第1章 彫刻家への道(一八七二~一八九八年)
第2章 愛情(一八九八~一九〇二年)
第3章 生命の殿堂(一九〇二~一九〇六年)
第4章 エルネスト・エブラールを探し求めて
第5章 オリヴィアの夢想(一九〇六~一九〇七年)
第6章 欺瞞(一九〇八年)
第7章 不和(一九〇八~一九一〇年)
第8章 啓示(一九一〇年秋)
第9章 ウォール街の平和主義者たち(一九一一年夏)
第10章 ベルギーからの支援(一九一一~一九一三年)
第11章 最初の成功(一九一三年)
第12章 勝利(一九一三~一九一四年)
第13章 戦争(一九一四~一九一七年)
第14章 悲嘆(一九一七~一九二三年)
第15章 必死の執着(一九二三~一九四〇年)
著者等紹介
マレ,ジャン=バティスト[マレ,ジャンバティスト] [Malet,Jean‐Baptiste]
ル・モンド・ディプロマティーク、シャルリー・エブドなど多くの有力メディアに寄稿する新進気鋭のジャーナリスト。2017年刊行『トマト缶の黒い真実』(太田出版)はグローバル経済の衝撃的な実態を暴き、イタリアで出版停止となった一方、フランスの権威あるジャーナリズム賞「アルベール・ロンドル賞」の2018年書籍部門賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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