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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140819777
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

自らのうちに響く音色を自らの言葉で織り上げた、待望の最新エッセイ集

社会学者・フェミニストとして知られる著者は、切れ味鋭く社会を分析、「老後」への提言や人生相談、東大新入生への祝辞が話題となるなど、多くの読者の共感と信頼を得てきた。その明晰な「頭脳」は、どんな「感性」を併せ持っているのだろうか。その答えが本書には詰まっている。子ども時代の「宗教遍歴」や学生時代の鬱々とした日々、研究者への道のりといった「来し方」から、食の嗜好や山登り、観劇などの趣味、老いへの不安、次世代への思い、他界した先達への哀悼、喪失の哀しみまでを、低く静かな「大人の音色」で奏でた随想作品集。フェミニズムや介護といった研究領域、コロナや戦争といった社会の出来事にも触れつつ、自身の裡を流れる様々な音色を言葉に託していく。「考えたことは売るが、感じたことは売らない」とかつて豪語した著者も昨年、後期高齢者となった。気概はあるが、不安もある…。そんな著者が「奏でる」文章が、読み手の感情を揺さぶり、のちに深い共感をもたらす。人生の後半を視野に入れたすべての大人たち必読の一冊。

内容説明

ひそやかに奏でる想い、抱きしめた記憶―。子ども時代の素顔から、喪失のいたみ、次世代へのまなざし、後期高齢者の現実まで。自らの「夕景」を凛とした言葉で奏でた、待望の最新エッセイ集。

目次

1 通奏低音(「父の娘」として;棄教徒 ほか)
2 インテルメッツォ(チョコレート中毒;寿司食いてぇ… ほか)
3 リタルダンド(被傷体験;娘が戦争に志願したら? ほか)
4 夜想曲(感情記憶はよみがえるか;手の年齢 ほか)

著者等紹介

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年、富山県生まれ。社会学者、東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー、介護など、幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃちゃ

81
長年トップランナーとして女性学を牽引してきた上野さん。切れ味鋭い闘う社会学者としての印象が強いが、本作は超個人的な話題中心のやわらかい手ざわりのエッセイ集だ。彼女も後期高齢者となり、”マイナー”なご自身の姿を率直に語る気持ちになったのだろうか。両親や自らの生いたち、趣味や嗜好、旅、研究者としてのスタンス、ジェンダー論…と話題も多岐にわたり、文章に人間味が滲み出る。エッセイストとしての優れた文才にも唸らされた。”未体験ゾーン”に入った彼女が、人生の夕景を眺める姿がしみじみと心に迫る。味わい深いエッセイ集だ。2025/04/12

ネギっ子gen

65
【わたしにとって痛恨の番狂わせは、お役に立つ人生を送ってしまったこと(笑)】一見“元気で活き活きしてる”ように見えるが、他人様には見せてこなかった「そうじゃない部分」を、誰かにひっそり届けば……と祈りながら綴ったエッセイ集。<他人に対する関心とは、もしかしたら、やさしさよりは暴力かもしれない。不可解な他者を理解したいとは、言語で世界を支配し尽くしたい欲望と同じかもしれない。あるいは他者に対する関心が自分に対する関心を凌駕するとき、それは自分という謎に蓋をして迂回路をたどる防衛的な身ぶりかもしれない>と。⇒2025/01/06

とよぽん

56
敬愛する上野千鶴子さんの、普段決して見られない「素」のご自分を開示、記されたエッセイ集。読み進めるにつれて意外な面を次々と知り、ドキドキしてきた。戦う上野さんのイメージの裏に、繊細なヒューマニストのハートを感じるのは私だけではないはず。後期高齢者になられた上野さん、ますますのご健筆を期待したい。2025/03/22

kamakama

20
上野氏のエッセイは、「ひとりの午後に」「うわの空ードイツ暮らし」「八ヶ岳南嶺から」などを読んできたが、それらに比べると本作は、今までになく、あちこちに氏の弱気が顔を出す。思わぬ怪我をされたり、大切な師や友人に逝かれたりして、当然と言えば当然なのだが、上野さんもそうなのかと少し嬉しく、また哀しい気持ちにもなった。私の人生も山下りの段階。下りは上りよりも大変とよく言うが、行くしかないのだ。滑落しないようにしっかりと足を踏みしめていこうと自分を励ましている。その時にこの本はとても素敵なお供になると思う。2025/04/04

あまみ

18
上野千鶴子さんは山登りもしていたんですね。初めて知った一面でした。海外旅行での行動も現地の人に溶けこんでいく。驚きました。上野さんには会ったことはおろか、公演も聴いたことはないけれど、本書を読んで改めて好きになり(惚れ)ました。叶わぬ恋ですが(笑) ▽見出しがおしゃれだと思いました。2025/02/27

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