出版社内容情報
40億、121、79000――国家の命運は人口が握る! 気鋭の人口学者による大胆な未来予測
超大国になるか発展途上のままか、経済的に豊かになるか貧困にあえぐか
○少子化は政策より個人の思想が影響する
○高齢化が進むと紛争が減る
○超高齢化社会・日本は未来の象徴
今後の社会を読み解くうえで多くの示唆を与えるユニークな教養書。
内容説明
超大国になるか、発展途上のままか。経済的に豊かになるか、貧困にあえぐか。人口の「数字」が照らし出す国家の未来!平均寿命に影響するのは男女や国家の差より「階級差」。移民を受け入れず経済が低迷する日本。高齢化に向かう国々は貧困を乗り越えられるか。出生率が低い社会の共通点とは?人口動態における象徴的な10の数字をもとに、気鋭の人口学者が今後の社会を読み解く。より良い未来を選択するためのユニークな教養書。
目次
序章 今日の人々を作り上げた人口動態
第1章 乳児死亡率の低下で変わる国々―「10」ペルーの出生1000人あたりの乳児死亡数
第2章 人口爆発後の「人口ボーナス」はあるか―「40億」2100年のサハラ以南アフリカの人口(予測)
第3章 急速な都市化がもたらしたもの―「121」中国の人口100万人以上の都市数
第4章 出生率が低い社会の共通点―「1」シンガポールの合計特殊出生率
第5章 高齢化社会と暴力との意外な関係―「43」スペイン・カタルーニャ州の年齢中央値
第6章 最先端の超高齢化社会は世界の未来―「79000」日本の100歳以上の高齢者数
第7章 世界は人口減少を食い止められるのか―「55」100年でのブルガリアの人口減少率(予測)
第8章 民族構成が映し出す未来―「22」カリフォルニア州の児童に占める白人率
第9章 教育の向上は国家の発展をうながす―「71」バングラデシュの女性100人あたりの識字者数
第10章 人類は食料危機を乗り越えられるのか―「375」エチオピアの穀物生産の過去25年間での増加率
終章 明日の人々
著者等紹介
モーランド,ポール[モーランド,ポール] [Morland,Paul]
人口学者。ロンドン大学バークベック校アソシエイト・リサーチ・フェロー。オックスフォード大学で哲学・政治・経済の学士号、国際関係論の修士号を取得後、ロンドン大学で博士号を取得。イギリス、ドイツの市民権を持つ。作家・放送作家として、現代および歴史的な世界の人口動向について執筆・講演を行うほか、フィナンシャル・タイムズ紙、サンデー・タイムズ紙、テレグラフ紙など多くの新聞や雑誌に寄稿。ロンドン在住
橘明美[タチバナアケミ]
英語・フランス語翻訳家。お茶の水女子大学教育学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
ta_chanko
ossan12345
まゆまゆ
小鳥遊 和