出版社内容情報
小学校3年生~中学生の「総合的な学習の時間」に対応したEテレ「ドスルコスル」の書籍化。
世の中の問題にいつも「どうする?」と頭を悩ませるドスル。「こうする!」と社会の課題にチャレンジするコスル。ふたりと一緒に、本の中でも探究活動に挑戦してみよう!
「ドスル編」「コスル編」と、番組では二つに分かれていた内容を一章にまとめ、子どもたちが社会の問題を自分に引き寄せ、課題を探し、解決できるまでのステップをわかりやすく解説。
番組で紹介された子どもたちの探究活動を、課題設定、情報収集、分析・計画、実行と4ステップに分け、その段階ごとに色分けして掲載。子どもたちの活動の過程をていねいに追うことで、活動時に注意すべきポイントを示す。活動中に使用した探究のヒントとなる思考のノウハウもくわしく紹介し、子どもたちの考える力を養う。
取り上げる内容ごとに付すSDGsアイコンによって、新たな視点も広がる。各自のタブレット端末からQRコードを読み取ることにより、番組や関連動画も視聴できる。
3巻のテーマは「環境を守る」。高齢者福祉、多文化共生、防災にまつわる大きな問題から、子どもたちは自分の身に引き寄せながら課題を見つけ、自分たちなりの解決方法を模索していく。
【構成】
「どうする? わたしたちの高齢者福祉」
超高齢社会をむかえた日本。お年寄りの福祉にはどんな問題があるのだろう? 愛知県岡崎市の小学校6年生の活動事例を紹介しながら、考えてみよう。
「どうする? わたしたちの多文化共生」
日本で生活している外国人たちはどんな問題を抱えているんだろう? 東京都新宿区の小学6年生の活動事例を紹介しながら、考えてみよう。
「どうする? わたしたちの防災」
災害大国と言われる日本。命や財産を守る防災についてどんな問題があるんだろう? 宮城県仙台市の小学校6年生の活動事例を紹介しながら、考えてみよう。
内容説明
共生社会の問題、キミたちはどう向き合う?他者との対話から考えよう!
目次
どうする?わたしたちの高齢者福祉(活動例を見てみよう―愛知県岡崎市の小学6年生の例;実践編(予想と実状を比較しよう“体験活動のビフォー・アフター”;問題点について話し合おう“ブレインストーミング/ディスカッション/ディベート”))
どうする?わたしたちの多文化共生(活動例を見てみよう―東京都新宿区の小学6年生の例;実践編(多面的に見よう“Yチャート”;良い・悪いの両面から評価しよう“メリット・デメリットチャート” ほか))
どうする?わたしたちの防災(活動例を見てみよう―宮城県仙台市の小学6年生の例;実践編(仮定して推理しよう“キャンディチャート”;知識を広げよう“図書館” ほか))
著者等紹介
田村学[タムラマナブ]
1962年生まれ。國學院大學人間開発学部初等教育学科教授。新潟大学教育学部卒業後、1986年より新潟県上越市立大手町小学校教諭、上越教育大学附属小学校教諭、新潟県柏崎市教育委員会指導主事を経て、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官・国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官。文部科学省初等中等教育局教育視学官として学習指導要領作成に携わる。2017年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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