ストイック・チャレンジ―逆境を「最高の喜び」に変える心の技法

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ストイック・チャレンジ―逆境を「最高の喜び」に変える心の技法

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140818466
  • NDC分類 131.5
  • Cコード C0030

出版社内容情報

シリコンバレーが熱狂する、2000年前の思考法「禅」「マインドフルネス」に連なるかたちで注目されている、古代ストア派の哲学。その思考法と20世紀後半の心理学の成果を組み合わせ、感情をコントロールすることによって、よりよい人生を送る方法を具体的に記した一冊。創造性を発揮するための、究極のメンタルフィットネスプログラムがここにある![目次]序章――ある日空港で 逆境をゲームに変える/不変の楽観主義者/現代によみがえるストア哲学/ほか第1部 基礎編 試練に対処する1章 ものごとはうまくいかない原因のリスト―─トップは自分/意外に大きい感情的コスト/起きた問題にどう対応するか/逆境と創造力/ほか2章 怒りは事態を悪化させる共感はマイナスの感情を増幅する/怒りの役割とは/ほか3章 回復力(レジリエンス)が決め手サメに襲われた少女/立ち向かう方法はコントロールできる/「不運」を「不屈」に変える/生来のストア主義者/今あるもので、今いる場所で/悲劇を勝利に変える/ほか4章 回復力(レジリエンス)は習得できる悲しみからの回復の理論/「徳」は奪われない/ほか第2部 理論編 感情はコントロールできるか5章 プラスの感情とマイナスの感情潜在意識のはたらきを知る/「ストイック・テスト戦略」とは/ほか6章 「アンカリング効果」で「感謝」が芽生えるネガティブ・ビジュアリゼーション/「あたりまえの今」は 恩寵だ/ほか7章 「フレーミング効果」で「楽観的」になる顕在意識と共闘する/実践―─フレーミング効果/ほか第3部 実践編 「ストイック・テスト」 に取り組む8章 「逆境」を冷静に受け止める怒りと情熱を区別する/悲しみを乗り越える/ほか9章 「逆境」=「テスト」である採点の基準とは/「試練」の意味とはなにか/評価するのは自分/ほか10章 「5秒ルール」で対処する脳のOSを改造する/ほか第4部 応用編 ストア哲学者として生きる11章 「ストイック・テスト」のための日常トレーニング逆境を歓迎する/「怠け者のビル」との対話/自信はあとからついてくる/ほか12章 「失敗」を 進んで受け入れる自分に対して失敗を隠さない/ほか13章 胆力を鍛える――心地よい領域(コンフォートゾーン)を拡張する心地よい領域(コンフォートゾーン)とは /あえて状況の悪化を願う/身体を鍛える/喜びを味わう能力を鍛える/ほか14章 「順境」も冷静に受け止める 絶好調でも浮かれない/幸運も不運も同じ/ほか15章 死――卒業試験「この瞬間」を生きる/死後ではなく、今を変える/「人生」という本をどう書くか/死は最大の冒険だ/セネカの崇高な死/ほか

内容説明

目標を達成しようとするとき、困難や逆境にはどのように対処するべきか?古代ストア派の哲学者たちは、マイナスの感情にとらわれず、喜びや楽しみなどのプラスの感情を増大することが必要だと説いた。こうしたストア哲学の教えは、ストレスフルな環境下で高いパフォーマンスを発揮するための理論として、シリコンバレーで大流行している。「禅」「マインドフルネス」に連なるかたちで注目されているストア哲学の考え方を20世紀後半の心理学と組み合わせ、主体的に感情をコントロールし、よりよい人生を送る方法を記した一冊。

目次

ある日空港で
第1部 基礎編 試練に対処する
第2部 理論編 感情はコントロールできるか
第3部 実践編 「ストイック・テスト」に取り組む
第4部 応用編 ストア主義者として生きる
ふたたび空港で

著者等紹介

アーヴァイン,ウィリアム・B.[アーヴァイン,ウィリアムB.] [Irvine,William B.]
オハイオ州デイトンにあるライト州立大学哲学科教授。ミシガン大学で数学と哲学を学んだ後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で哲学の修士号と博士号を取得。『欲望について』(竹内和世訳、白揚社)でアメリカ図書館協会CHOICE誌2006年度優秀賞受賞

月沢李歌子[ツキサワリカコ]
津田塾大学英文学科卒。外資系金融機関勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Votoms

2
ストア派の哲学が現代の認知科学の領域で結構再評価受けているらしい。私はストア哲学について殆ど勉強していなかったのだが、この本はそうした人でもすんなり読めるもので、かなり具体的かつ実践的に不快な感情を避けつつ世界に自分を適応させる方法が記載されている。特に「怒り」を避ける方法に関してはかなり勉強になったと思う。非常に勉強になったのでこれからストア哲学者の原典にもあたっていきたい。2021/01/24

古民家でスローライフ

1
ストイックという言葉を聞くと、大谷翔平や井上尚也のようなアスリートが真っ先に思い浮かぶが、そのストイックという言葉の原点となった古代ギリシャのストア哲学について、わかりやすく解説しつつ、それが、現代社会においても有効であることを示した一冊。ストア哲学は、逆境をゲームに変える、怒りのコントロール、レジリエンス、感情のコントロール、フレーミング効果という五つが重要であり、それを日常的にトレーニングすることによって、幸福に近づくことを目的としている。現実を受容した上で、鍛錬を行う大切さを含め大きな学びを得られる2024/09/12

bibliotecario

1
最後のパスポートを失くしたエピソードでは、ストア哲学の達人を思わせる境地に達しているようだ。見習いたいものです。2022/05/04

Q

1
セネカに代表されるストア哲学の教えを21世紀の視点で解釈する本。解説される内容としては、楽観主義、自責思考、レジリエンス、アンチ共感力、怒りに対して冷静に、神からの試練、失敗を受け入れる、幸運に浮かれない、死後から今の幸福を噛み締める、といったところだろうか。自動思考に対する対処など抑鬱の手法にも似たところがあった。しかし共感力は社会をまわすために必要なのではないかとも感じた。2021/08/22

Naomi

1
逆境に身を置くことはストア哲学的冒険。2021/02/25

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