出版社内容情報
100歳の大家が放つ、衝撃の未来像。大注目の「ポスト・ガイア理論」!
「ガイア理論」の提唱者として知られる世界的な科学者が、21世紀に人間の知能をはるかに凌駕する〈超知能〉が出現すると予測。地球は、人類を頂点とする時代(=「人新世」)から、〈超知能〉と人類が共存する時代(=「ノヴァセン」)へと移行するのだ。〈超知能〉は人類より1万倍速く思考や計算ができ、人間とは異なるコミュニケーション手段を持つという。他方で〈超知能〉にとっても地球という環境が生存の条件になるため、人類と共に地球を保護する方向に向かうだろうと断言する。科学的なベースを踏まえながら、地球と生命の未来を大胆に構想した知的興奮の書!
内容説明
「ガイア理論」の提唱者として知られる世界的な科学者が、近未来に人間の知能をはるかに凌駕する“超知能”が出現し、新たな生物圏を形成すると予測。人類が地球(ガイア)に君臨し、地球環境に大きな影響を及ぼしてきた産業革命以来の時代(=アントロホセン)が終焉し、“超知能”と人類が地球に共存する時代(=ノヴァセン)へと移行するという。地球における人間の役割は、自らよりも高い知能をもつ“超知能”という生命の進化を促し、ガイアの恒常性を維持することに転換するのだ―。ガイア理論の先に議論を進め、地球と生命の未来を大胆に構想した興奮の書!
目次
1 コスモスの目覚め(孤独な人類;絶滅の縁;直観的思考を身につける ほか)
2 火の時代(トーマス・ニューコメン;ニューエイジ;加速 ほか)
3 ノヴァセンへ(アルファ碁;ニューエイジをエンジニアリングする;ビット ほか)
著者等紹介
ラヴロック,ジェームズ[ラヴロック,ジェームズ] [Lovelock,James]
イギリス生まれ。「ガイア理論」の提唱者として知られる。英国王立協会フェロー。プロスペクト誌で「100人の世界的知識人」に選ばれ(2005年)、ロンドン地質学会より栄誉あるウォラストン・メダルを授与された(2006年)。「ダーウィン以来、最も影響力のある科学者」(アイリッシュ・タイムズ紙)、「われわれの地球の見方を変えた科学者」(インディペンデント紙)などとその功績は高く評価される。2019年7月に100歳の誕生日を迎えた
藤原朝子[フジワラトモコ]
翻訳家。学習院女子大学非常勤講師。米ドラマ『ハウス・オブ・カード』日本語字幕監修も務める
松島倫明[マツシマミチアキ]
『WIRED』日本版編集長。書籍編集者時代には『“インターネット”の次にくるもの』(NHK出版)など、デジタルテクノロジーや未来社会をテーマにした数々のベストセラータイトルを手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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