出版社内容情報
ダイナミックな未来のビジョンに向けて先行するEUや中国に、日本はどう食らいつくのか? 来るべき最後の産業革命を先導する、世界
内容説明
世界に衝撃を与えたベストセラー『限界費用ゼロ社会』―ジェレミー・リフキンが唱える“最後の”産業革命はいまや、世界規模で急速に進む脱炭素革命とモビリティ革命によって、デジタル社会のなかでその輪郭がくっきりと浮かび上がってきた。メルケル独首相やEU首脳および中国指導部のブレーンを務め、EU各地域でスマート・シティ構築のプランを動かす著者に、世界から取り残されつつある日本の現状はどう映るのか?20年ぶりの来日を果たした著者による、貴重な日本向け提言と対談を収載した日本オリジナル版。『限界費用ゼロ社会』入門編として、経済と社会の構造が大きく変わるデジタル時代の必読の書。本書の実現を担うミレニアル世代とのQ&Aも収載!
目次
第1章 スマート・ジャパンへの提言(福島、ドイツ、第3次産業革命;ドイツのスマートインフラ ほか)
第2章 日本は限界費用ゼロ社会へ備えよ(超富裕層8人vs世界の人口の半分;エントロピーのつけ ほか)
第3章 限界費用ゼロでビジネスはどう変わるか?―対談:此本臣吾(野村総合研究所代表取締役社長)(日本は第3次産業革命に有利なポジションにある;世界はレジリエンスの時代へ ほか)
第4章 第3次産業革命はなぜ地方から始まるのか?―対談:増田寛也(東京大学公共政策大学客員教授、野村総合研究所顧問)(高齢化問題とシェアリングエコノミー;第3次産業革命がグローカリゼーションを生み出す ほか)
第5章 Q&A ミレニアル世代、リフキンに訊く(オートメーション経済における雇用を再考する;ピア・トゥ・ピアの教育 ほか)
エピローグ
著者等紹介
リフキン,ジェレミー[リフキン,ジェレミー] [Rifkin,Jeremy]
アメリカ出身の経済学者、文明評論家、政策アドバイザー、作家。2000年からEUのアドバイザーを務めるほか、欧州委員会の歴代トップ3人やメルケル独首相をはじめ欧州各国首脳や中国指導部に向けて経済や気候変動、エネルギー問題などのアドバイザーを務める。また、TIRコンサルティング・グループ代表としてEUの各地域で協働型コモンズのためのIoTインフラづくりを牽引するなど、その提言の実現にも積極的に関わっている。ペンシルヴェニア大学ウォートン・スクールの経営幹部教育プログラムの上級講師を1995年から務めるほか、ワールドポスト/ハフィントンポストによる2015年の世界調査では「世界で最も影響力のある人物」の123位(影響力のある経済思想家ではトップ10)にランクした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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