内容説明
「雲に切れ間。希望あり」1919年、エディントンは、プリンシペ島から電信を送った。観測によって科学理論が正しいと証明されたその瞬間、アインシュタインの一般相対性理論は事実となった。それから100年。美しくも難解なこの理論を出発点として、宇宙の歴史、時間の起源、星や銀河の進化など多くの謎が解明されてきたが、この時空論のなかには、未解決の問題とともに、いまだ隠された解がある。そこには、宇宙を紐解く新しい「鍵」があるに違いない―。驚くべき発見の歴史から現代物理学、天文学の最先端までを旅しながら、万物を説明する“パーフェクト・セオリー”に挑みつづける科学者たちの姿を追う。
目次
人が自由落下するとしたら
もっとも貴重な発見
正しい数学、ひどい物理学
つぶれる星
まったくの変人
電波の時代
ホイーラーイズム
特異点
統一の苦難
重力を見る
暗黒宇宙
時空の放棄
壮大な外挿法
何かが起きている
著者等紹介
フェレイラ,ペドロ・G.[フェレイラ,ペドロG.] [Ferreira,Pedro G.]
英オックスフォード大学天体物理学教授。専門は、宇宙論、初期宇宙および一般相対性理論。ポルトガル生まれの英国育ち。ロンドン大学インペリアル・カレッジ、カリフォルニア大学バークレー校、CERNを経て、2000年にオックスフォード大学に着任。一般科学誌から学術誌まで幅広く執筆し、BBCのコメンテーターとしても活躍
高橋則明[タカハシノリアキ]
翻訳家。1960年生まれ。立教大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
まつど@理工
ykoro
黒豆
しとらす