• ポイントキャンペーン

脳の個性を才能にかえる―子どもの発達障害との向き合い方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 277,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140816080
  • NDC分類 378
  • Cコード C0037

内容説明

肌や髪の色がみな違うように、脳にも多彩なバリエーションがある。自閉症はシステム化能力に、ADHDは発想力に、ディスレクシアは視空間能力に長けていることが多い。気分障害・不安障害・統合失調症は三者三様の創造力に、知的発達の遅れは社交力に秀でているとも言われる。いわゆる「障害」をもつと言われる人たちが、本書の中では、ユニークな方法で人生を切り開き、生き生きと暮らしている。自分の強みを活かした仕事をし、社会をより豊かにしている。こうしたことが可能になるためにはどのような教育観が必要なのか?環境や学習法を、どのように変えたらいいのか?インクルーシブ教育を成功させる秘訣とは?脳の個性をはぐくむための新しい方法を提案する実践ガイド。

目次

1章 脳の多様性
2章 活発な脳―ADHD
3章 システム化する脳―自閉症
4章 学び方のちがう人―ディスレクシア
5章 うつの贈り物―気分障害
6章 モチベーションの源―不安障害
7章 虹色の知性―知的発達の遅れ
8章 べつのキーで考える―統合失調症
9章 脳の多様性に満ちた教室
10章 脳の多様性の未来

著者等紹介

アームストロング,トーマス[アームストロング,トーマス] [Armstrong,Thomas]
Ph.D.教育研究家。米国学習発達研究所所長。特別支援学級の教師、心理療法士として豊富な現場経験をもつ。現在は、著述や講演、CNNやBBCなどのテレビ番組でも活躍。子どもの多様性を尊重するという一貫した理念が支持されている。これまでに14冊の著作があり、日本語を含む26か国語に翻訳され、百万部以上の売り上げがある。米国心理学会会員

中尾ゆかり[ナカオユカリ]
西南学院大学文学部卒業、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sora

6
「個性的な脳を持っている人の能力を見直しましょう。いろいろな人がいうからこそ、世界は活気に満ちている。」なるほど、と思いました。こんなに一生懸命に文字を追って読んだのは久しぶりです。2013/09/06

おきの

2
「発達障害は障害か個性か」という話題を時々耳にする。障害だと認知されなければ支援が受けられない。しかし、悪い面ばかり注目されると、障害名が負の烙印となり、社会的地位が低くなってしまう。このようなジレンマの中で、脳の多様性という考えは、自閉症や不安障害、ADHDなどを欠陥ではなく相違と捉える。これはポジティブな印象操作ではなく、脳科学の研究から裏付けられたもの。適切な理解と支援と同時に、この本に挙げられているような才能を伸ばす取り組みが為されていけば良いと思う。2017/01/14

Pekoe

2
ネガティブに捉えられがちな自閉症やADHDなどの個性を持つ人たちの奥に眠っている才能を引き出して、社会で立派に生きていくための手助けをしようと私達に語りかけている本です。障害者と呼ばれる個性のある人達にはそれぞれどこかに強みがあり、その強みを生かせる場所がきっとある。強みを生かせる場所を見つけるためにはその才能をいち早く見つけ出し、個々にあったニッチづくり(環境づくり)が必要だとこの本は教えてくれている。自閉症とはどんな症状を言うのかなどを知らない人にも是非よんでみてもらいたい本です。2013/06/10

takao

1
ふむ2019/12/13

misatong

1
発達障害の人だけでなく各々脳の個性を生かして得意分野を伸ばせるといいなぁと思った。苦手克服も大事だけれど、脳の機能面での個人差も大きいのだろう。2015/02/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6879697
  • ご注意事項