内容説明
この兄なくして、新島八重はなかった。武士道を超える高みをめざした心眼の会津武士。第四回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞作の新装改訂版。
目次
第1章 会津士魂
第2章 黒船の衝撃
第3章 上洛
第4章 幽囚
第5章 古都復興
第6章 同志社創設
第7章 京都府会初代議長
著者等紹介
鈴木由紀子[スズキユキコ]
山形県生まれ。『闇はわれを阻まず山本覚馬伝』で第四回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。ノンフィクションから歴史小説まで広範な執筆活動のほか、放送や講演活動でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっちさん
1
NHK大河ドラマで知った山本角馬の波乱万丈の生涯。無名の人物だが日本の将来を考えた、途轍もないスケールの大きな人である事がわかった。彼に光を与えた作者に敬意を表したい。2015/12/14
上高野
0
京都の人にとって覚馬さんは戊辰戦争と遷都で危機に瀕した京都を救ってくれた恩人。失明し、脊椎の損傷から歩行も困難になった故に京都に居られたのか。中央の政争から距離を置き、明治から大正に至る一連の京都の近代化政策(これを「京都策」という)の基をつくった。華美なことを好まず「分限相応」に暮らした、まさに希有な人。晩年は新島亡き後の同志社を支えた。(読んだのはこの本の旧版)。2013/03/18
久美
0
読み終えたー!果たしてこれがどこまで八重の桜に反映されるかと考えるとニヨニヨしてしまいます(*´Д`*)覚馬だけではなく覚馬をとります人たちも佐幕、倒幕入り乱れて個性的で面白かったです!!(≧Д≦)2013/07/04
クニ
0
毎週末の八重の桜 楽しみにしているのですが どうしても 山本 覚馬 がどうなるのか知りたくて読んじゃいました。維新というとどうしても勝った側の薩長サイドの人にスポットライトがあたるのはしょうがないのですが敗者側にも覚馬や河井継之助のように己の信義を最後まで貫いた人達がきっと沢山いたんでしょうね。そんな人達を題材にした物語も積極的に読んでいきたいと思います…2013/06/19
ふゆ き
0
この間呼んだ八重の小説関連で借りてみました。どうやら八重について書いた「ハンサムウーマン」と対にしているようで、○○に関してはそちらで書いた、とかも多く、また幕末の著名人にも顔が広い覚馬を語るためにやたら他の方も紹介するうえに時系列もちょいちょい飛ぶので、この本だけだと入門書にもちょっときついかも。10年以上前に史料も少ない中手探りで記されていた本が底本なので仕方ないかもだけど。なかなか数奇な方なのに無名で驚いた。2013/05/25
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