日本経済新聞出版<br> CASE革命 2030年の自動車産業

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日本経済新聞出版
CASE革命 2030年の自動車産業

  • 著者名:中西孝樹【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 日経BP(2018/11発売)
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  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532322519

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内容説明

・Connected=ネットワークに常時接続したつながるクルマ
・Automomous=自動運転
・Shared & Service=シェアリング&サービス
・Electric=電動化
4つのキーワードが、クルマの価値を根本から変えようとしている。


■長く世界の製造業を牽引してきた自動車産業は、100年ぶりとも言える大きな岐路に立っている。「CASE」への対応が、自動車メーカーとそれに連なる部品サプライヤー、サービス企業の命運を握るとされ、各社は必死の対応に追われている。業界の外からは巨大IT企業が、そして世界最大の自動車市場を有する中国が、市場攻略をうかがっている。

■人工知能(AI)による自動運転などのニュースが毎日のように飛び交い、電動化したクルマが一般道を縦横に走る社会がすぐにでも到来するかのような夢をふりまく論者もいる。しかし、遠いと思われていた「未来社会」は、すぐそこまで来ているのだろうか。それは、どのようなプロセスで実現するのか。

■マイカーの完全自動運転を実現するには、技術的・社会的に高いハードルが待ち受けている。電気自動車(EV)に搭載する電池のコストは容易には下がらない。各種インフラの整備には相当の時間を要する。多くの困難を承知でEVに前のめりとなる欧州や中国の戦略の背後には何があるのか――。

■日本を代表する自動車アナリストが、グローバルな視点から、2030年を見据えたクルマと自動車産業のリアルな将来像と日本企業勝ち残りのためのソリューションを提示する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

23
目から鱗です。自動車産業の未来を占うキーワードがCASE(クルマがネットワークで繋がり、運転は自動化され、シェアリングサービスが発達し、電気自動車が普及すること)と感じていましたが、頭の整理ができずにいました。本書が優れている点を私なりに纏めると、①自家使用する車(POV)とそれ以外のモビリティサービスの車に分けて議論していること、②IT業界の参入に現実的な未来を描いていること(ITはクルマの製造リスクには入りません)、③自動車産業のサプライチェーンの未来に言及していること、④国家覇権と絡めていることです2020/01/31

501

16
完成車メーカーを頂点にした複雑な構造を組み立て変えるパラダイムシフトが起ころうとしている自動車業界の話題は極端な議論が行き交い実体が見えづらい。その自動車業界の今とこれからが冷静に分析と整理されているかなりの力作で面白かった。自動運転はMaaSとPOVを明確に分けなければならないという点が自分の中ですっきりとさせてくれた。2019/05/15

cape

15
CASE革命が揺さぶる自動車業界の2030年を占う。GAFAやIT技術が、既存の自動車メーカーを揺さぶり、Tier1が存在感を高めつつある。日本視点で書かれているため、どうしてもカーメーカー贔屓に見える。実際にはすでに異業種の侵略は進み、日本代表は遅れをとり、勝負はついているのではないか。コモディティ化が進んでいるのではないか。ユーザーにとっての夢あふれる未来と自動車産業の大転換の不安を想起させる。非常に分かりやすく、単純に勉強になった。今後のクルマから目を離せない。2020/02/08

mattu

13
CASEの理解にgood!産業構造が変わるのは、車だけではない。常に進むためにムダを省いて成長するしか無い。最後はトヨタ村のファンでしたけど・・・2019/10/08

たー

9
CASEの現状と将来展望が詳しく分かりやすくまとめられていて良い。2019/10/17

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