内容説明
「金子兜太フォト・ドキュメント 2011.2~2012.9」および、「金子家の人々」、「わたしだけの健康法」、「自然死でコロ往生が一番」、「オレは最後の自由人」など、兜太さんが人間観・人生観を思いのままに語った一書。
目次
金子兜太フォト・ドキュメント(二〇一一.二~二〇一二.九)
第1章 金子家の人々
第2章 わたしだけの健康法
第3章 自然死でコロ往生が一番
第4章 わたしが反戦論者になったわけ
第5章 運は求めるものじゃない、いただくもの
第6章 スケベで感性がひらめいている女性が一番
第7章 「荒凡天」との出会い
第8章 オレは最後の自由人
第9章 俳句は人間を詠うもの
第10章 いま日本人に大事なことは「即物」と「自然を畏れるこころ」
著者等紹介
金子兜太[カネコトウタ]
1919年、埼玉県生まれ。俳人。父元春(俳号・伊昔紅)、母はるの長男。東京帝国大学経済学部卒業後、日本銀行入行。44年、主計中尉としてトラック島へ赴任。ここでの戦争体験が基となり、反戦意識を深めていく。46年に復員し、47年、日本銀行に復職。同行に在職中は、従業員組合の事務局長を勤めるなど組合運動にもたずさわる。俳句は、旧制水戸高校在学中より本格的に関わり、復員後、俳句誌「寒雷」「風」に所属。1962年、同人誌「海程」を創刊し後に主宰。1988年、紫綬褒章、97年、NHK放送文化賞を受賞。2010年、毎日芸術賞特別賞、菊池寛賞を受賞
蛭田有一[ヒルタユウイチ]
1941年、東京生まれ。写真家、人間フォトジャーナリスト。東京工芸大学・芸術学部写真学科特別講師(1987~2008)。一貫して人間をテーマに、国の内外で活躍する様々な分野の人々の撮影とインタビューに取り組む。近年は日本の政治に強い影響力を持つ政治家やジャーナリストたちへの撮影・インタビューに取り組み、日本の将来像や、日本の長期的衰退と日本人の劣化の根源的な原因などについて取材を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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