こころが折れそうになったとき

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こころが折れそうになったとき

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140815434
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

苦難に直面した人たちを取材し続けてきた著者が考える、よるべない時代を生きるすべとは?「私」を見つめ、「手放さない」ことの大切さを綴る、不思議な浸透力に満ちた一冊。

目次

1 生きがたさの向こうに(今日の喜びを明日に;笑い;恋人でも家族でもなく;名づけの効果 ほか)
2 「私」から始める(画家をめざす君に;「私」を掘る;池澤夏樹さんに会いたい;模型「宇宙」 ほか)
あとがきにかえて 手放せなかった

著者等紹介

上原隆[ウエハラタカシ]
1949年横浜市生まれ。作家、エッセイスト、コラムニスト。立命館大学卒業後、映像制作会社に勤務するかたわら、雑誌「思想の科学」において編集企画に携わり、その後、執筆活動に入る。市井の人びとの生き方を取材し、上質なよみものに仕立てた作品群は「ノンフィクション・コラム」と呼ばれ、その読み手に迫るストーリーは、世代を超えた幅広い人々の心をつかんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

22
困難に出会ったとき人は何によって自分を支えてるか?筆者の今までのルポ作品の原点である市井の人を描くうえでのテーマでもある。今までの作品と重複する部分もあるが相変わらず読みやすくジーンとくる内容です。2013/02/25

踊る猫

19
この著者は声高になにかを主張する、イデオローグ的な書き手ではない。だが、彼の声は私の心に深く響く。それはこの著者自身が彼が敬愛する鶴見俊輔の思想を身を以て生きている、「実践する」エッセイストであり大げさに言えばアクティビストでもあるからだろう。様々な人びとの声を実に丁寧に拾い、そこから決して蔑ろにすることのできない「ひとりの人生」を立ち上げる。ボブ・グリーンに似ていると言われているそうだが、確かにタッチは似ている。沢木耕太郎的でもあり、しかしカッコつけたところのないリラックスした態度において私は信頼したい2022/02/21

かおる

18
上原さんの描くノンフィクション コラムが好きなので読んでみましたが、ちょっと違う系統で哲学の話が多かったです。難解な部分もあったけど、将来のために現在がある生活というのは自分もそうだなと反省しました。2018/11/30

Our Homeisland

16
面白くて良い本です。お勧めです。こんなに良い本が32登録しかないというのは、本当に残念です。もっと多くの人に読んで欲しいです。これまでのほかの上原さんの著書と比べると、評論家、思想家、哲学者の著書と思想を評論している部分が多く含まれていて考えさせられる内容でした。なぜ何を目指して何に突き動かされて上原さんが文章を書いているのかということもよく分かりました。今の上原さんのことを直接存じ上げています。笑顔と柔らかい物腰と話し方が印象に残るとても優しい方ですが、以前はそうではなかったらしいことが分かりました。2014/06/28

ステビア

14
コラム・ノンフィクションではなく『1ミリでも変えられるものなら』のようなエッセイ。『1ミリ…』と同じようにあまり気に入らなかった。みょ〜に頭でっかちなのよね。同族嫌悪かな(笑)2014/10/07

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