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永遠のヒロイン―ハリウッド大女優たちの愛と素顔

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140815090
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

内容説明

運命に翻弄され、悲劇的な生涯を送ったといわれるヴィヴィアン・リー。しかし、「スカーレット」と同じように運命に立ち向かい、自らの人生を切り拓こうとした姿が明らかになってきた。プライベートを明かさなかったキャサリン・ヘプバーン。数千点に及ぶ書簡と文書が一般公開された。自分の信念を貫き通すというイメージとは違った意外な素顔が浮かび上がる…。“20世紀のセックスシンボル”といわれたマレーネ・ディートリッヒ。巷間伝えるような魔性の女(ファムファタール)だったのだろうか。遺品や関係者の証言から彼女の実像に迫る。“聖女”といわれたイングリッド・バーグマン。イメージとは裏腹に、数多くの愛を求め続けてきた。しかし、彼女が求めたものは単なる「愛」ではなかった。その多くは「演技に役立つ」ためのものだった。女優として持ち続けた演技への執念とは?2つの世界大戦をまたぐ激動の時代、信じる道をまっすぐに生きた大女優たち。通説を覆す、それぞれの「闘いの人生」を描き出す。

目次

第1章 ヴィヴィアン・リー(生き抜いてみせます!;自己愛;燃え上がる恋;究極の愛のかたち)
第2章 キャサリン・ヘプバーン(偉大な女優;いのちの歌に耳を傾けよ!;無償の愛;自由に生きる)
第3章 マレーネ・ディートリッヒ(魔性の女;生きる手段;祖国との訣別;戦火と愛;お母さん、私を許せますか?)
第4章 イングリッド・バーグマン(奔放な恋愛;演技への執着;幸福の探求;私は後悔しない;個として生きる)

著者等紹介

井上篤夫[イノウエアツオ]
1947年岐阜県生まれ。作家。人物評伝を通してアメリカを描き出す著作が多い。早稲田大学文学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シグマ

8
マレーネ・デートリッヒは娘の評伝本も参考にして書く、と前置きがあったのであの毒親ぶりもこの本の中に並べるのか?!と思ったが見事に綺麗な部分しか書かれていなかった。夫や娘を放り出し、映画や政治活動に明け暮れたり、とにかく良くも悪くも人間的生活が出来ない人たちなんだなと思った。不倫をしても相手の奥さんに理解されていたり、仲が良かったりする人(ヴィヴィアンとキャサリン)がいたり、魅力的なのは確か。その魅力について迫りたいのだが、しかし死んでしまった以上それはもう分からないのかもしれない。2018/08/19

みねこ

7
あまり映画を見ない私でも知っているハリウッドの4人の女優たち。まず、びっくりしたのは、4人ともデビュー前に結婚してたという事実。しかもキャサリン ヘップバーン以外は出産もしてる。それぞれに女優という仕事と愛に生きたということ。写真も多数あって、女優たちの圧倒的な存在感がありました。2015/10/19

FK

4
人の人生、それもこのような超有名な人たちの人生を垣間見るというのは、何とも凄まじいことだ。自分という人間を生きているのか、女優としての人生なのか。なぜそこまで俳優であることに没頭できるのか。職人気質のなせるものかもしれないが、それにしても実生活という一般的な人生もあったはずなのに、と平凡人である私は思う。ここで紹介されている大女優は、ヴィヴィアン・リー、キャサリン・ヘプバーン、マレーネ・ディートリッヒ、そしてイングリッド・バーグマンである。グレタ・ガルボはどうなのかと思ったが。2020/07/20

Rika

4
自己に忠実に、生命を燃やし尽くすように生きたヴィヴィアン。壮絶な決意と献身の末、金銭や物では到底量れない至福の歳月を手にしたキャサリン。愛する祖国を敵にまわして、戦場へと赴いたマレーネ。何度も世界を敵にまわしながら、勇敢に自分の選んだ道を突き進んだイングリッド。 守りに入れば、安寧と平穏が手に入るかもしれない。攻めの姿勢を貫けば、望みが叶うかもしれないけれど、すべてを失うかもしれない。4人の女性たちは、様々な軋轢と逆風に晒されながらも、後者の生き方を選んだ。人生への向き合い方を問われる一冊。2013/09/02

メルコ

3
往年のハリウッドの大女優ヴィヴィアン・リー、キャサリン・ヘップバーン、マレーネ・ディートリッヒ、イングリッド・バーグマンの生涯をまとめたもの。NHKの番組を本におこしており、ちょうど1時間ほどの人物紹介番組を見ているかのよう。俳優としての活躍とともに、私生活(主に恋愛)に焦点を当てている。ハリウッド黄金期に波乱万丈な人生を送った女優に、郷愁を味わった。2017/09/20

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