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内容説明
運命に翻弄され、悲劇的な生涯を送ったといわれるヴィヴィアン・リー。しかし、「スカーレット」と同じように運命に立ち向かい、自らの人生を切り拓こうとした姿が明らかになってきた。プライベートを明かさなかったキャサリン・ヘプバーン。数千点に及ぶ書簡と文書が一般公開された。自分の信念を貫き通すというイメージとは違った意外な素顔が浮かび上がる…。“20世紀のセックスシンボル”といわれたマレーネ・ディートリッヒ。巷間伝えるような魔性の女(ファムファタール)だったのだろうか。遺品や関係者の証言から彼女の実像に迫る。“聖女”といわれたイングリッド・バーグマン。イメージとは裏腹に、数多くの愛を求め続けてきた。しかし、彼女が求めたものは単なる「愛」ではなかった。その多くは「演技に役立つ」ためのものだった。女優として持ち続けた演技への執念とは?2つの世界大戦をまたぐ激動の時代、信じる道をまっすぐに生きた大女優たち。通説を覆す、それぞれの「闘いの人生」を描き出す。
目次
第1章 ヴィヴィアン・リー(生き抜いてみせます!;自己愛;燃え上がる恋;究極の愛のかたち)
第2章 キャサリン・ヘプバーン(偉大な女優;いのちの歌に耳を傾けよ!;無償の愛;自由に生きる)
第3章 マレーネ・ディートリッヒ(魔性の女;生きる手段;祖国との訣別;戦火と愛;お母さん、私を許せますか?)
第4章 イングリッド・バーグマン(奔放な恋愛;演技への執着;幸福の探求;私は後悔しない;個として生きる)
著者等紹介
井上篤夫[イノウエアツオ]
1947年岐阜県生まれ。作家。人物評伝を通してアメリカを描き出す著作が多い。早稲田大学文学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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