内容説明
韓国併合後、皇室と李王家の融合にいたる過程や日本の統治政策に大きく関与したという「儀軌」。この記録がもたらしたものとは何なのか、なぜいま、再び注目されているのか―。韓国併合から100年、総力取材と最新研究がその真実を解き明かす。
目次
第1章 朝鮮王朝の貴重な記録「儀軌」
第2章 日韓皇室融合の思惑
第3章 「国葬」と儀軌
第4章 李王家末裔の願い
第5章 儀軌の行方は…
第6章 文化遺産をめぐる新たな動き
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
光太郎
0
NHKの取材は優雅だ。民放には不可能2014/08/30
wang
0
重要だが世間で知られていないこと、あまり研究も進んでいないことをテレビ番組制作のため長期にわたり地道に調査。新発見もあり本国朝鮮でもよく理解されたいなかった「儀軌」の意義や歴史を解き明かした傑作。2010年菅総理が「返還」を声明して話題になった朝鮮王朝時代の古典籍。その製作目的や内容またなぜ日本に保管されているのか。巷間言われるように韓国併合時に戦利品として略奪したものではなく、王公族となった李王家が日本帝国で未来永劫その尊厳と文化的宗教的系譜を伝えるため、様々な儀式の記録を必要としたものだった。2012/09/07
笛吹岬
0
「儀軌」について手軽に勉強できる文献。番組自体は視聴していないが、作成の過程と内容もわかり、協力した研究者の論考も掲載するなど親切な編集と感じた。ただ、放送画面からの引用は相変わらず鮮明な画像ではないのは、この出版社の特徴。2012/01/14
onepei
0
いろんな意味で研究が必要だったんだと思った。2011/12/09
-
- 和書
- 運勢暦 〈平成25年〉