内容説明
遺伝子改変ウイルスががん細胞だけを破壊する。その画期的な治療法に迫る。
目次
第1章 がんを選んで攻撃するウイルス(それはひとつの論文から始まった;がん細胞はなぜウイルスに弱いのか ほか)
第2章 ウイルスの基礎知識(ウイルスって何?ウイルスはどうやって見つかったか ほか)
第3章 ウイルス療法の実際(がん細胞だけで増えるウイルスをつくる;自滅を止める遺伝子ガンマ34.5 ほか)
第4章 ウイルス療法の今後(ウイルス療法のまとめ;世界のウイルス療法 ほか)
著者等紹介
藤堂具紀[トウドウトモキ]
1960年生まれ。東京大学医科学研究所・先端医療研究センター・先端がん治療分野教授。東京大学医科学研究所附属病院・脳腫瘍外科教授。東京大学医学部医学科卒業。医学博士。専門は脳神経外科学、脳神経腫瘍学、ウイルス療法、トランスレーショナルリサーチ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
15
毒をもって毒を制す、と言うことでしょうか。自身では分裂できないウイルスの特性を最大限に生かして、がん細胞のみ破壊するウイルスの今後に期待です。2018/03/07
ロッシ
2
近々、ウイルス療法という新しいがん治療が、確立しそなのである。がん細胞だけに感染するように、DNA構造を改変したウイルスを薬として使うのである。現行の化学療法や放射線と異なって、ウイルスは正常細胞を破壊することがないかもしれない。つまり、副作用が無いもしくは少ない可能性が高いと言うこと。人への試験はこれからだが、ラットのがんは消滅したらしい。人で成功すれば、身震いする程、画期的な方法である。これは、ノーベル賞ものではないのかな。2013/02/27
ノメ
0
がんのなかでもやっかいな脳腫瘍の治療を、ウイルスを利用するという分子生物学に基づいた最新の治療法を解説している。早く認可されるといいですね。2014/07/16
あかさたな
0
612012/03/04
ぱんぷきん
0
後に登場した光免疫療法にも期待しているが、ウイルス療法にも以前から期待していたため読んでみた。NHKのサイエンスZEROってこんなに難しい内容なの?というのが率直な感想。文字で読むからなのかもしれないが、文系の自分には書いてある内容がよく分からない部分も少なくなかった。ウイルス療法は脳腫瘍を対象にしているけど、個人的には転移がんに効くことに期待したい。p124「日本の国民はただ待っているだけの受け身であることが多い」というのが的を得ていて、医療を進歩させるためにも自分も1円でも寄付をしたいと思った。2023/12/18
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