内容説明
歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。血で血を洗う抗争が繰り広げられた戦国時代―信長・秀吉・家康が勝ちあがれた秘訣とは。1615年→1590年→1575年→1467年の転機となった合戦と“富の力”の関係を検証する。
目次
第1章 徳川家康 富の独占―1615年(元和元年)(カネが武将の勝ち負けを決めた;「待ち」の十四年;優秀な人材登用と富の集中;七十三歳にして立つ;大砲、トンネル、堀の埋め立て;秀吉に学んで、秀吉を潰した)
第2章 豊臣秀吉の物流革命―1590年(天正18年)(金使いの天才;「人たらし」の商売人;モノが動くとカネも動く;「算勘にしわき男」;小田原城を包囲せよ;見せつけの戦)
第3章 織田信長の開放経済政策―1575年(天正3年)(戦の天才、ではなかった?;伊勢湾舟運で巨万の富;「楽市」で楽しい商い;きれいな道路でウェルカム;先頭専門軍団を作る;長篠で勇名とどろく)
第4章 戦国大名の経済改革競争―1467年(応仁元年)(「先の戦争」は応仁の乱;室町幕府の弱体化;守護大名から戦国大名へ;「戦国の梟雄」北条早雲;「人は誠」の武田信玄/北条氏の商業振興;四国、北陸、九州の経済戦略;危機から創意が生まれる)
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
1944年、静岡市生まれ。静岡大学名誉教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は日本中世史。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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