NHKさかのぼり日本史〈7〉戦国 富を制する者が天下を制す

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NHKさかのぼり日本史〈7〉戦国 富を制する者が天下を制す

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  • サイズ B6判/ページ数 123p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140814918
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

内容説明

歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。血で血を洗う抗争が繰り広げられた戦国時代―信長・秀吉・家康が勝ちあがれた秘訣とは。1615年→1590年→1575年→1467年の転機となった合戦と“富の力”の関係を検証する。

目次

第1章 徳川家康 富の独占―1615年(元和元年)(カネが武将の勝ち負けを決めた;「待ち」の十四年;優秀な人材登用と富の集中;七十三歳にして立つ;大砲、トンネル、堀の埋め立て;秀吉に学んで、秀吉を潰した)
第2章 豊臣秀吉の物流革命―1590年(天正18年)(金使いの天才;「人たらし」の商売人;モノが動くとカネも動く;「算勘にしわき男」;小田原城を包囲せよ;見せつけの戦)
第3章 織田信長の開放経済政策―1575年(天正3年)(戦の天才、ではなかった?;伊勢湾舟運で巨万の富;「楽市」で楽しい商い;きれいな道路でウェルカム;先頭専門軍団を作る;長篠で勇名とどろく)
第4章 戦国大名の経済改革競争―1467年(応仁元年)(「先の戦争」は応仁の乱;室町幕府の弱体化;守護大名から戦国大名へ;「戦国の梟雄」北条早雲;「人は誠」の武田信玄/北条氏の商業振興;四国、北陸、九州の経済戦略;危機から創意が生まれる)

著者等紹介

小和田哲男[オワダテツオ]
1944年、静岡市生まれ。静岡大学名誉教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は日本中世史。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

13
真によい経済政策というのは、領民の幸福にもつながっていて、富国にもつながっていて、軍事的な強さにもつながっていて、また、その武将自身の利益にもつながっていて、バランスがよいのです。大局的な目配りができている/幸福の内実がどうかはまた別の問題として、当然過ぎる結論2018/03/28

さりゅ

5
素晴らしく読みやすく、わかりやすい。「経済戦略」の重要性は、現在でも戦国でも変わらん様ですね。信長のエピソードで、兵農分離させたはいいが旦那だけの単身赴任ってとこも現在と通じるものがある。さすがに嫁と子供を旦那の下に行かせるために家に火はつけないでしょうけど。2013/08/18

ブナ太郎

5
「経済戦略」なき者は滅びよ! 副題にもあるとおり、戦国時代の「経済」に焦点を当てて、群雄割拠の時代を紐解いていく本書。目から鱗が落ちっぱなしだった。天下人になるには、戦上手であるだけでは足りない。様々な経済戦略が、富を蓄え、国を富ませ、天下統一を成し遂げていく様は、鮮やかで見事だ。「歴史」は、日々研究され、アップデートされていくことを痛感しました。お馴染みの戦国大名たちの別の一面が見えてきます。この時代が、もっと好きになること請け合いです。それにしても、武田信玄はやっぱりいいなあ。彼がもっと長生きすれば、2012/06/19

フク

4
秀吉の海洋国家的な思考はどこから出てきたのか2018/09/10

ごる

3
戦国を経済で読み解く本。具体的な数字と、まとめのページ、色々あってわかりやすい。2015/02/11

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