内容説明
歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。民主党が実現した政権交代により、「二大政党」の時代に入ったとされる現代日本―1928年→1918年→1905年→1898年の政党政治の“失敗”から、いま見えてくるものとは。
目次
第1章 自壊する二大政党―1928年(昭和3年)(もう一つの二大政党時代;普通選挙と護憲三派 ほか)
第2章 原敬政党内閣の光と影―1918年(大正7年)(藩閥政治と山県有朋;原敬の目指した政党政治 ほか)
第3章 もたれあう政党と藩閥―1905年(明治38年)(藩閥と政党の妥協が生んだ桂園時代;日露関係をめぐるヘゲモニー争い ほか)
第4章 理念なき政党の迷走―1898年(明治31年)(政党内閣の誕生;国会開設と政党の結成 ほか)
著者等紹介
御厨貴[ミクリヤタカシ]
1951年東京生まれ。東京大学先端科学技術研究センター教授。東京大学法学部卒業。東京都立大学教授、ハーバード大学イェンチン研究所客員研究員、政策研究大学院大学教授などを経て、2002年より現職。オーラルヒストリー(口述記録)の手法で知られ、政治家をはじめ各界関係者200人以上のインタビューを実施。また現在は、東日本大震災復興構想会議の議長代理も務める。著書に『政策の総合と権力』(東京大学出版会、サントリー学芸賞)、『馬場恒吾の面目』(中央公論新社、吉野作造賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
向う岸
takizawa
鯖
のぶさん
takuchan