内容説明
海と山が織り成す美しい風景や由緒ある寺社仏閣のたたずまいが訪れる人を魅了する古都、鎌倉。町のそこかしこに潜む美のツボを味わう旅へとご案内しましょう。
目次
1のツボ 仏像に中国モードを探せ
2のツボ カーブの先に懐かしい風景あり
3のツボ 自然と溶け込む洋館の窓
4のツボ 石の表情が鎌倉の風景を作る
5のツボ 地形をいかした庭園演出を楽しむ
6のツボ 青葉や花の匂いを感じて歩け
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
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8
気付けば読んでいる美の壺シリーズ。鎌倉本が出ているとは知らなかった。好きで年に一度は行くが、禅のイメージはなかったなぁ。今度行く時には禅を感じたり、切り通しを歩いてみたい。2016年220冊目。2016/11/09
feodor
4
仕事関係本。鎌倉に対するちょっとおもしろい美的な見方ってないかな……というもので探した本。大仏の中国モードが武家独自文化の主張じゃないか、ということだったり、江ノ電のあのくねくねした線路は人力車夫による反対があって用地買収せざるをえなかったからだったからとか、なかなかなるほど感もあり、そして鎌倉のもつ美しさが理論的に説明されてもいた本だったように思う。2011/05/16
hiro6636
1
旅行に行きたくなる。2023/01/03
たなかか
1
鎌倉旅行の為、読了。2015/04/20
しまめじ
0
鎌倉という町の小ささ、閉じている空間が非常によくまとまっている本。小町の写真もいい。あの町の高さと奥行、時間と空間、海と山の地形とその世界を、非常に判りやすくまとめているのが毎度すばらしい。エッセイもいい。でも毎回海が生活に含まれている人のエッセイを読むたびに、海も川も近くにない所に住んでいる自分には羨ましいというか、その空間の広がりが本当に理解できないのかなーとか思ってしまう。でも本当にあの町はいろんな色がある所だなぁ。裏山の急峻さと由比ヶ浜のコントラストを含めて、昔から魔物のように惹かれる場所です。2011/09/22




