新潮文庫<br> やりなおし世界文学

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やりなおし世界文学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101201443
  • NDC分類 902
  • Cコード C0195

出版社内容情報

もういいかげん、ギャツビーのことを知る潮時が来たようだ――。いつかは読みたい、けれどなんだか敷居が高い古典名作の数々。国も時代も文化も違うそれらの世界は、自分と同じような悩みや、新しい友達のような登場人物や、生きるうえで勇気が持てる姿勢に満ち満ちていた! 『灯台へ』『ペスト』『カラマーゾフの兄弟』など、全92作の魅力をふだん使いの言葉で綴る、軽やかで愉快な文学案内。


【目次】

内容説明

もういいかげん、ギャツビーのことを知る潮時が来たようだ―。いつかは読みたい、けれどなんだか敷居が高い古典名作の数々。国も時代も文化も違うそれらの世界は、自分と同じような悩みや、新しい友達のような登場人物や、生きるうえで勇気が持てる姿勢に満ち満ちていた!『灯台へ』『ペスト』『カラマーゾフの兄弟』など、全92作の魅力をふだん使いの言葉で綴る、軽やかで愉快な文学案内。

目次

ギャツビーは華麗か我々か? スコット・フィツジェラルド『華麗なるギャツビー』
あるお屋敷のブラックな仕事 ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』
「脂肪の塊」は気のいい人なのに モーパッサン『脂肪の塊・テリエ館』
流れよ理不尽の破滅型SF フィリップ・K・ディック『流れよわが涙、と警官は言った』
こんな川べで暮らしてみたい ケネス・グレーアム『たのしい川べ』
スパイと旅する人間模様 サマセット・モーム『アシェンデン 英国秘密情報部員の手記』
頑張れわらの女 カトリーヌ・アルレー『わらの女』
レモンの上司がパインとは アガサ・クリスティー『パーカー・パイン登場』
技と感動のくだらなさ フレドリック・ブラウン『スポンサーから一言』
終わりのない夜に生まれつくということ アガサ・クリスティー『終りなき夜に生れつく』
恋と毒親の向こう側 アントン・チェーホフ『かもめ』
死地から奪い取れ人生 A&B・ストルガツキー『ストーカー』
ビアス氏とくそのような世界 アンブローズ・ビアス『新編 悪魔の辞典』
頭を持って生まれるということ ポール・ヴァレリー『ムッシュー・テスト』
生きることの奥底を書きつけてやる コンラッド『闇の奥』
ある姉ちゃんが語る人間の普遍 ジェイン・オースティン『ノーサンガー・アビー』
怪盗ルパンのヨーロッパ大風呂敷 モーリス・ルブラン『813』『続813』ルパン傑作集
もしかしたら永遠に輝く街の澱と人間の痛み ウィリアム・ギブスン『クローム襲撃』
何も持ってなくて、賢くて、タフで、面食い レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』
十四歳の魂は百までも トーマス・マン『トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す』〔ほか〕

著者等紹介

津村記久子[ツムラキクコ]
1978(昭和53)年大阪市生まれ。2005(平成17)年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。’08年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、’09年「ポトスライムの舟」で芥川賞、’11年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、’13年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、’16年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、’17年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、’23(令和5)年『水車小屋のネネ』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

クプクプ

72
私が読了した本の中では、モリエールの『人間ぎらい』の紹介がよかったです。10年くらい前に、この本を読んだときは、戯曲というジャンルもわからなかったですが、今回の読書で、アルセストという主人公は、私に似ているな、と感じました。読んだことのない本では、ゴーゴリの『外套・鼻』の紹介が面白く、今後、ぜひ読んでみたくなりました。私も50代の独身男性で、仕事用のコートは、数十年前に父が着ていたもののお下がりなので、外套の主人公がコートを新調するシーンを羨ましく感じました。賛否両論ですが、私のレベルには合った本でした。2025/11/13

ペグ

64
とても面白かったです。感想は人それぞれ🎶 何より大好きなプィグ「蜘蛛女のキス」シリトー「長距離走者の孤独」が入っていて嬉しかった‼️もし続編が出るとしたらスタインベック「怒りの葡萄」ブロンテ「嵐が丘」ヘミングウェイ「老人と海、又は短編集」など掲載されたら嬉しいのですが🦜是非津村さんの感想を読んでみたいな😻2025/11/17

ペグ

57
前回取り残した作品を。で、クロフツ「樽」である。(樽萌え)という特殊な気持ちをあつかっている小説だそうだ。(樽好きからしたら垂涎の的だろうし)(樽にそこそこ興味のあるくらいの人が読んだら「樽!」となるだろうし)(樽なんてどうでもいいやって人でも「樽結構いいな」ってくらいの気持ちになる)。もう可笑しくて可笑しくて呵呵大笑い!というわけで樽が主人公の小説だそう。乱歩先生もおすすめとのこと。そのうちに読んでみようかな?わたしも樽萌えになったりして😅2026/01/04

雪月花

50
津村記久子さんの小説は未読なのだが、こんなに楽しい人だったのか!何かで紹介されていた本書を図書館でちらっと立ち読みしたら、あまりにも津村節が面白くて借りてきてしまい、読了後はこれは保存版として購入しなければ、という気持ちになっている。世に知られた世界文学なのに、読んだようで読んでいないという作品は多い。そんな作品のあらすじをユーモアを交えて紹介してくれていて、まずサブタイトルからして可笑しかったり、的を得ていたりで笑ってしまう。小学生の頃からかなりの読書家だった津村さんの教養の深さも垣間見える。2025/12/04

小太郎

47
これは書店の平積みを見て惹かれました。作者が津村記久子さんだし、岸本佐知子さんの帯の甚句「あ〜もう!めちゃめちゃ面白い」なら読まない手は無いと。古今の有名どころ世界文学92作品の紹介と感想が何時もの津村節で語られています。大変分かりやすく書かれていて、自分との視点や捉え方の違いがとても勉強になります。数えてみると既読が49冊、自分では色々読んだつもりでも半分ちょい、こりゃヤバイ(笑)津村さんの選書がやや変化球な所を考えても、読まなきゃならない本がこんなに増えるなんて罪な本でした。★42026/01/25

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