内容説明
レパント海戦、トラファルガー海戦、ユトランド沖海戦、ミッドウェー海戦とともに世界の五大海戦に数えられる、日本海海戦。ロシアの無敵艦隊はなぜ、どのように誕生したのか。バルチック艦隊を率いるロジェストヴェンスキーに、旅順を失った皇帝ニコライは何を託したのか。「愚物」と司馬遼太郎が評したロジェストヴェンスキーの実像を描き直し、日本海へと向かうバルチック艦隊の実態を、英露に眠る公文書をもとに、詳細かつ立体的に描き出す。
目次
第1部 発進(ツァーリの企て;日本海を支配せよ!;バザールのうわさ話;惨めな艦隊;アフリカ回航)
第2部 遅延(ヨット艦隊;ノッシベイスク)
著者等紹介
プレシャコフ,コンスタンティン[プレシャコフ,コンスタンティン][Pleshakov,Constantine]
ソビエト科学アカデミーで博士号取得。1995年まで地政学センター所長。プリンストン大学、オスロのノルウェー・ノーベル・インスティテュートの特別研究員。98年から、マウント・ホリオーク・カレッジの国際関係論客員教授。現在、マサチューセッツ州アムハースト在住
稲葉千晴[イナバチハル]
早稲田大学大学院文学研究科西洋史専攻博士課程修了。専門は国際関係論(国際政治史)、特に日露関係史、北欧研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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