宇宙(そら)から恐怖がやってくる!―地球滅亡9つのシナリオ

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宇宙(そら)から恐怖がやってくる!―地球滅亡9つのシナリオ

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140814185
  • NDC分類 440.4
  • Cコード C0044

内容説明

巨大隕石がある日突然ぶつかってきたり、ブラックホールに呑み込まれたり、エイリアンが侵略してきたり―それが「もしも」のことではなく、「いつか」起こることだとしたら…?そのとき、地球は果たして生き延びられるのだろうか?幼いころからB級SFエンターテインメントに夢中で長じて天文学者となったプレイト博士が、少年時代の空想を最新の科学研究から検証。太陽の爆発、ガンマ線バースト、宇宙の死など古典的な名作SFからハリウッド映画まで、さまざまな形でとりあげられてきた地球の滅び方を再現しながら天文学的知識をまなべるクールなサイエンス・ノンフィクション。

目次

1 ターゲットは地球―小惑星や彗星の衝突
2 太陽に焼かれて
3 超新星の猛威
4 宇宙の溶接バーナー―ガンマ線バースト
5 底なしの穴、ブラックホール
6 エイリアン・アタック!
7 太陽の死
8 ブライト・ライツ、ビッグ・ギャラクシー
9 すべての終わり
エピローグ ボクは大丈夫?

著者等紹介

プレイト,フィリップ[プレイト,フィリップ][Plait,Philip]
天文学者。ヴァージニア大学で天文学のPh.D.取得。COBE衛星やハッブル宇宙望遠鏡などでのミッションに従事、2000年から2007年にかけてカリフォルニア州にあるソノマ州立大学にて宇宙物理学・天文学部門で研究をおこなうかたわら、ガンマ線宇宙望遠鏡をはじめとするNASAの研究活動の広報をおこなう。現在は、執筆を中心に、TVや新聞、National Geographic誌、Astronomy誌などさまざまな媒体でも活躍

斉藤隆央[サイトウタカオ]
翻訳家。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

43
トンデモっぽい題名だが、著名な天文学者が書いた真面目な本。地球が滅亡する可能性を宇宙物理学的側面から記述したもの。空間的時間的スケールがあまりにも広大なため、地震本のような怖さは全くない。むしろ奇跡的なバランスの中に危うく浮かぶ地球が堪らなく愛おしくなる。大きくなったり小さくなったり、赤くなったり白くなったりしながら百億年以上もかけて一生を終える太陽の話にはお疲れ様と言いたくなる。7千光年先からでも地球を焼き尽くす宇宙の溶接バーナー/ガンマ線バースト(GRB)。あなたがGRBで死ぬ確率1400万分の1。2010/07/29

しろくまZ

11
まず、この本は面白い。天文学者が、小惑星衝突、超新星爆発、ガンマ線バースト、ブラックホール等々、我々が滅亡に至る9つのシナリオについて、概算ではあるが数値を示しながら、起こり得る諸現象と考え得る回避策を、大真面目に論じている。個人的に興味深かったのは、太陽からのコロナ質量放出(CME)や、銀河系内で太陽系全体の公転軌道が周期的に上下動することによる銀河間宇宙線への曝露などの現象かな。著者の主張である「科学にとって最大のときめきを与え、究極の目標となるのは、理解することだ」には共感を覚える。お勧め本です。2016/04/22

J

10
★★★☆☆ タイトルからすると隕石の恐怖などと思われ、それももちろん含まれているが、太陽や宇宙の終末と言った未来の終末シナリオも含まれている。銀河系の円盤の厚みの中を我々は上下しており、円盤から顔を出した時に絶滅の恐れがあると言うのは初めて聞いて面白かった。あとは最終章の宇宙の終焉かな。時間スケールがどんなに頑張っても想像できない。百億の昼と千億の夜、どころではない未来。。2024/08/01

アキ

8
宇宙の「起源」への関心は自然と、その「終焉」にも向かいます。そのどちらも私たちには体験できない(できなかった)ものとして、「知りたい」思いだけが募ります。そんななかで出会った一冊ですが、またもや、知れば知るほど、宇宙について「何も」知らないことに気づかされました。それでも、宇宙の摂理(当たり前ですが、人の生死にまるで頓着しない!)の中で、誕生した生命の星・地球、生命のやり取りで育んできた「愛」、みんなみんな奇跡に思えてきて、愛おしくなります。2011/10/20

頼ママ

5
面白かった! ユーモア満載。〔太陽の表面重力は地球の28倍であるという説明のところで「私の体重は太陽の表面では優に2トンを超える」とあり「妻がクッキーを焼いてくれるとさらに重くなる」との補足説明も〕宇宙から様々な恐怖がやって来るのは確かだとして、でも何億年も先の話だし人類が獲得した英知で避けようもあると学びました。それにしても、こうして宇宙の終わりは予想できても、宇宙の始まりは相変わらずナゾなのですね。本当に、私達とは違う時間の流れ(というものがあるとして)の中でこの宇宙が誕生したとしか考えられません。2013/09/28

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