ジョン・アルバート―戦争の真実を映し出す

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784140812297
  • NDC分類 070
  • Cコード C0300

目次

1 問われる戦争報道のあり方(イラクの戦場で何が起きているのか;「真実」から目をそらすな;アメリカ市民として)
2 ビデオが社会を変える(映像の訴求力;自主制作作品を街頭で;徴兵拒否;中越国境で;使命としての戦争報道;ひとりで撮るスタイル;人びとの懐に飛び込む;ドキュメンタリー技術を教える)
3 現実を見据えることの意味(9.11の衝撃;アフガニスタンへ;タリバンとアメリカ軍「解放」の行方;対話を続ける試み;戦死した若者たち;決して諦めない)

著者等紹介

アルパート,ジョン[アルパート,ジョン][Alpert,Jon]
1948年生まれ。アメリカの大学を卒業後、妻でプロデューサーの津野敬子さんと共に映像作品制作を始める。卓越した行動力と使命感をもち、大手メディアに先駆けてキューバやベトナム、カンボジア、ニカラグア、フィリピン、アフガニスタンなどに飛び、戦場の現実や人々の生き様、素顔を描き出してきた。湾岸戦争やイラク戦争でも現地に入り、衝撃的なドキュメンタリーを制作。イラクの米軍病院に密着した「バグダッドER」で、実に15回目となるエミー賞を受賞した。制作活動の一方で、1972年、非営利団体ダウンタウン・コミュニティ・テレビジョン・センター(DCTV)をニューヨークに設立、若手ビデオジャーナリストの育成にも努めている

青木冨貴子[アオキフキコ]
1948年、東京生まれ。出版社勤務の後、1981年『ライカでグッドバイカメラマン沢田教一が撃たれた日』(文藝春秋)を発表、本格的ノンフィクションとして高い評価を得る。『アメリアを探せ』発表後、ニューズウイーク日本版ニューヨーク支局長として、1984年に渡米。1990年1月から7年間、週刊文春で「USA通信」を隔週で連載した。1996年には『「風と共に去りぬ」のアメリカ』(岩波新書)、2001年には同時多発テロのリポート『目撃アメリカ崩壊』(文春新書)を発表、戦争報道、テロ、大統領選などについて新聞雑誌に多く寄稿、著書多数。戦後の占領時代の検証を始め、最新刊は『731』(新潮文庫)。ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がらは℃

7
きっと、ジャーナリストは仕事じゃなくて生き方ということかな。必要なのは覚悟とカメラ。けれども、その覚悟を持つ事ができる人は極々希少。2010/07/22

bittersweet symphony

1
ジョン・アルパートは、ベトナム戦争時代からビデオを使ったある意味ゲリラ的ジャーナリズムを実践している方。この本では当時の街頭ビデオ・ドキュメント上映(ボックスカーにテレビを設置して街角で上映)から始まり、国連出席のための飛行機に唯一同乗してのカストロとの会見、アフガニスタンやイラクでの死線すれすれの取材等から、貧困対策としてのビデオ・ジャーナリズムのワークショップ(その生徒がサンダンスで入賞した)やアーリントン墓地を訪れる遺族のドキュメンタリー、911直後の現地取材の話など非常に内容の濃い一冊でした。2008/10/20

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