内容説明
「うまいもの」を求め続けた北大路魯山人。彼が目指した「料理と響き合う器」は、どのようにして生まれたのか―。センスと技が融合した美の世界、指南いたしましょう。
目次
「美の壺」を探しに―魯山人の器
魯山人とは何者か―寂しい生い立ち
美を追究する「目」
1のツボ 料理なくして完成せず
2のツボ 器に書の至芸を見る
3のツボ 自在な作陶ぶりを味わう
達人のことば 北大路魯山人の「九つの壺」(黒田和哉)
名品の見られるところ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アズル
12
魯山人は民藝運動を真っ向から批判していた人、という印象がありました。こうして彼の作った器をみてみると、もちろん民藝の目指す方向とは違う器のあり方が感じられます。けれど、根底にあるであろう用の美は、民藝と同じに思えました。2019/10/13
kimoiue
1
ただ食べるだけなら犬猫畜生と同じ。食器と料理は両輪。貧しい幼少期を過ごしてきたのにこういった境地に辿り着くのが面白い。 うちも器は好きだけどー。盛り付けセンスが絶望的なのよねぇ。お高いところに食べに行けば今でも出てくる魯山人の食器。うちも食べに行ってみたいなぁ。2023/04/09
Koki Miyachi
1
NHKの芸術番組「美の壺」の書籍版。「魯山人の器」がこの本のテーマ。美の巨人魯山人の生い立ち、美を見る眼力がどのように培われたかを皮切りに、魯山人の器の魅力、料理哲学、魯山人の書の力、自由な表現、料理と器が一体となった美の表現など。何冊か魯山人本は読んでいるが、これが決定版というものはなく、解釈の多様性も魯山人の魅力の深さを伝えているように思う。2020/10/13
たまねぎたまこ
1
表紙のお皿の美しさにどきどきしてしまった。美しい器を前にすると、使う食材、調理、盛り付け方、どれも自然と丁寧になるだろうな。魯山人の「料理と食器」を読んでもまだお皿へのこだわりはでなかったけど、この本を見ると、いよいよ美しいお皿を手に入れたくなった。「人生最初の記憶が、養母に背負われて見た、満開の躑躅の赤の美しさだったというのである」という文がとても印象的。2013/09/20
AR
1
この表紙だけでもキレイだ。ひどく質素でありながら、どんな派手な装飾よりもキレイにも見える。魯山人は「何ソレ、中国?」ぐらいしにか思っておらず、勘違いしていたが、かなり興味がわいた。もっと調べてみよう。2012/05/25




