うそつきの進化論―無意識にだまそうとする心

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  • サイズ B6判/ページ数 278,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140811290
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0011

内容説明

私たちはみな生まれながらのうそつきだ。だれでも十分間に三回は、自覚のないままにうそをついている。つまり知らず知らずのうちに、他人だけではなく自己をも欺いていることになる。コミュニケーションに不可欠な「無意識のうそ」の機能を解き明かし、最新の進化心理学の成果をもとに、知られざる人間の本性を照らし出す。

目次

第1章 生まれながらのうそつき
第2章 他者を操る、心を読む
第3章 自己欺瞞の進化
第4章 無意識とマキアヴェリ的知性
第5章 ソーシャル・ポーカー
第6章 うわさ話
第7章 心理療法室のマインドリーディング
第8章 共犯者のささやき
終わりに デカルトの悪魔
付録1 無意識の創造力
付録2 心理的偏向と自己防衛機制

著者等紹介

スミス,デイヴィッド・リヴィングストン[スミス,デイヴィッドリヴィングストン][Smith,David Livingstone]
心理学者、生物学者。米国フロリダで育ったのち、英国に渡って博士号を取得し、臨床分析医として活躍。米国ニューイングランド大学の哲学科教授。同大学の認知科学・進化心理学研究所を創設し、所長を務める

三宅真砂子[ミヤケマサコ]
翻訳家。南山大学外国語学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

13
一つの偽りが種全体に発達すると、その偽装は退化する。規則は自分が他人から酷い扱いを受けない様に守ってくれる有難いものだが、他人を利用して利益を得ようとする邪魔をする存在でもある。相当の見返りがあるから人間は法律を受け入れ集団をいかにも心から信じて言うのは他のメンバーが自己利益ばかり追求しない様に牽制し自分自身が利益を追求する余地を確保しようとする。自己欺瞞が存在しないと心が透けて社会が崩壊する。時代の変化は人の心理が変わる時。良い意味での敵を欺くには見方から。臨機応変の欺きは時代が進むにつれ進化する。2014/07/01

gumi*

2
心理学のレポート作成のために読んだ。参考程度に読んだため途中、飛ばし飛ばしだが興味深い内容でとても面白かった。白髪染めや化粧だって言ってしまえば「だまし」なのだ!2017/01/21

zakupippo

1
無意識に騙しを察知するために働く心をマキャベリモジュールと名付け、人間は進化の過程で身につけたと解説する本。自己欺瞞がなんのためにあるのかを説明する仮説として興味深かった。2024/09/25

蕃茄(バンカ)

1
面白いけど話題があちこちに散らばって散漫な印象もある。自己欺瞞の戦略的価値についてはもっと詳しく書いて欲しかったな2013/11/18

孤夜

1
わかりやすく、個人的に読みやすかった。目次も見やすく、目的の内容をいち早く読める。ただ、例えが多く、「もういいよ」と感じる。2013/01/27

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