内容説明
初心者はワクワク、落語通はびっくりの前代未聞の聴能力!Scenelessの著者が魅了された落語の世界。
目次
落語にハマル篇(点字の『子ども寄席』が届いた日;図書館の音源を三周;噺家さんの「間」、麻由子の「ま」;堀の内探訪 おそっ様にドンツク・ドンドンツクツク;所作実習 落語が見えた!?)
落語に遊ぶ篇(ドジョウ見学 ドゼウキュウキュウ、念仏ブツブツ;色物探検 両手の中の太神楽;究極のそばっ食いを独り占め;鳴り物体験 お囃子さんとテンテン・テレンガ・スッテンテン;落語の中の“sceneless”)
落語に想う篇(高座からの不思議の糸;寄席訪問 寄席の楽屋はこんなところでした;多彩で多様な落語世界の女性たち;新作落語への道のり;噺家さんにアンケート 爆笑・落語の天敵)
著者等紹介
三宮麻由子[サンノミヤマユコ]
東京都生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒業後、同大学院博士前期課程修了。外資系通信社で報道翻訳を手がける一方、エッセイストとしても活躍。『鳥が教えてくれた空』で第2回NHK学園「自分史文学賞」大賞を受賞、『そっと耳を澄ませば』で第49回日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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かっぱ
36
【図書館】落語好きの著者による落語体験記。盲学校時代から落語を聴くのが大好きだったそうで、図書館のCDは全部聴いたそうです。4歳で視力を失った著者は色や景色が「見える」という感覚はあるのだが、どういうわけか人間の顏や表情、仕草の記憶が見事に欠落しているそうです。そんな著者が寄席の楽屋を訪問するなどして、想像でしかなかった落語の登場人物の所作などを、お師匠方から直々に手取り足取り教えてもらいながら、より深く落語を知っていくというもの。それにしてもたくさんの噺を知っているなぁ。2018/01/06
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