自閉症を克服する―行動分析で子どもの人生が変わる

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  • サイズ B6判/ページ数 485,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140810682
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0011

内容説明

自閉症の子どもは、将来もずっとこのままだと思いこんでいる人がいるが、その考えはまちがっている。正しい指導によって、言葉を持たなかった子が流暢に話し、暴れて手に負えなかった子に友だちができるようになる。本書は、罰ではなくほうびを与えて取り組む治療法を紹介する。それぞれの症状ごとに行動を分析し、対処法を丁寧に解説していく。読者が抱く疑問にはQ&Aコーナーできめ細かに答え、この方法を実践して成功した母と子の体験が語られる。これから治療に臨む読者に、最初の一歩を踏み出す勇気が生まれるにちがいない。親や学校関係者など、自閉症の子どもに接するあらゆる人に最適なガイドブック。

目次

1章 診断―最悪の知らせから立ち直る
2章 長い沈黙の終わり―言葉でのコミュニケーションを教える
3章 泣く、攻撃する、自分を傷つける―悪循環を断つ
4章 自己刺激―ヒラヒラさせる、たたく、クルクルまわる、その他の反復行動
5章 社会的なスキル―言葉や遊びを意味のある交友関係につなげる
6章 恐れとこだわりに立ち向かう―子どもを現実の世界に連れ戻す
7章 教育―適切な学習の場を見つけ、環境をさらに整える
8章 家族の生活―普通の暮らしを取り戻す
結び―臨床家が見たアンドリュー

著者等紹介

ケーゲル,リン・カーン[ケーゲル,リンカーン][Koegel,Lynn Kern]
教育心理学者。世界的な自閉症治療研究者のひとり。夫ロバート・ケーゲル博士とともに、カリフォルニア大学サンタバーバラ校・自閉症研究教育センター(UCSB Autism Research & Training Center)を設立した

ラゼブニック,クレア[ラゼブニック,クレア][LaZebnik,Claire]
小説家。著書にSame As It Never Wasなど。「GQ」誌、「Cosmopolitan」誌、「Vogue」誌などに執筆。テレビドラマの脚本家の夫と4人の子ども(そのうちのひとりが自閉症)とともにカリフォルニアに住んでいる

中野良顯[ナカノヨシアキ]
上智大学教授。上級教育カウンセラー。日本行動分析学会理事長(2003‐2005)、日本教育カウンセラー協会理事、なかよしキッズ・ステーション(自閉症早期支援プロジェクト四谷教室)代表。自閉幼児に対する早期高密度行動介入(EIBI)の臨床研究と、学校を思いやりの共同体にするピア・サポート・プログラム開発の実践研究に取り組んでいる

八坂ありさ[ヤサカアリサ]
1950年生まれ。立教大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

epitaph3

1
ちと癖がある本かな。もうたぶん読まない。2013/10/05

ホッシー

0
接し方や考え方が非常に参考になった。自分の物にするため、何度も読み返している。自閉症や発達障害の方と接点がある方は、一読しても損はないかと。2017/03/21

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