内容説明
親会社の経営不振で強豪バスケットボール部が突如廃部に。リストラされた社員選手は都落ちし、優勝経験のないチームへ移籍。そこで出会ったのは、拾われ、集められた個性豊かなメンバーたち。地方の小さな町から、日本一を夢見て燃焼する３０代の５人。若きスター田臥勇太らが所属する王者に挑む「リストラ戦士」が、死闘となった最終戦で見つけたものは―。これは現代版「七人のサムライ」だ！バスケットボールに生きる、切なく激しい男たちの挑戦。待望の最新書き下ろし「人間ノンフィクション」。
目次
ラストシュート
裸足の少年
拾う神あり
三十二歳のルーキー
もう一人のポイントガード
俺、いりませんか
職業、バスケットボール
楽しまなけりゃ
シックスメンの体温
五つの傷痕〔ほか〕
著者等紹介
平山譲［ヒラヤマユズル］
１９６８年、東京都生まれ。編集者として出版社勤務ののち著述に専念。障碍をのりこえようとする人間の力強さを描き続ける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
13
凄い。 何度、涙が出たか。 花粉症か？ いやいや。 素晴らしい。 読まずにスルーしてたら、 もったいないことだったぜ。 すべてのバスケットボール ファンに。 田臥くんも出てくるよ。 脇役だけどね。 佐古賢一。 初めて知りました。m(_ _)m2015/05/03
Chika
3
バスケットボールが大好きで、ただプレイがしたいだけ、という選手たちの思いがひしひしと伝わって来ます。他にも登場人物、一人ひとりの人間ドラマなど読み所も満載で、涙腺が緩んで緩んで仕方ありませんでした。2008/04/23
種蔵珪也
1
３０過ぎスポーツマンの全力がここにある。ノンフィクションってたとえ本人が書いても創作した時点でフィクションだと思う方だが、数字と情報は嘘をつかない。劇的な場面がいくつもあって、事実は小説より奇なりを実感する。バスケットボールの試合を実際に見に行きたくなった。2012/06/13
コビー
0
Bリーグ開幕直前に再読。苦難や苦境を知っている人は、本当に強い。「難に遭遇した時こそ自分の真価を知る良い機会である」、「マイナス思考にならず、プラス思考でいること。前向きに考えることが運を呼ぶ」、「練習では一番下手だと思い、試合では一番うまいと思え」。2016/09/18
じゃんけん
0
選手の熱心さがよく伝わった。バスケの漫画とかはあるのに今一人気がね～2014/02/13
