• ポイントキャンペーン

中国農村崩壊―農民が田を捨てるとき

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140808818
  • NDC分類 611.922
  • Cコード C0098

内容説明

農民を借金地獄に追い込む地方税制のカラクリ、腐敗した党幹部の恐るべき実態。地方の党書記の直訴に中央が動いた!!農村の悲惨な情況を初めて暴露した衝撃の記録。

目次

郷の党書記のポストに復帰する
ついに出された一通の手紙
転ばぬ先の杖
中央指導部の眼が棋盤郷に
中央と地方の対話
同じ事実、異なる態度
朱鎔基総理の二回目の批示
真の幹部か、似非幹部か
時限爆弾の事前起爆
言うは易く、行うは難し
監利県経験
生死の間
正義と良心の声援
しつこい記者と戦々恐々たるY書記
基盤郷最後の十日間

著者等紹介

李昌平[リーチャンピン]
1963年4月、湖北省監利県周河郷で洪湖畔の小さな漁村に生まれる。湖北省機械電気学校、華中農業大学農経学院、中南経済大学に学び、経済学修士。1983年1月~2000年9月、郷・鎮の党書記や県農村工作部副部長などに任じること4度、人民公社解体以来の農村改革の全過程を経験。2000年3月、朱鎔基総理に手紙を出して、現地農民の直面する突出した問題を反映、三農問題に対する中央の注意を喚起。朱総理の二度の批示や中央政府調査班の監利県訪問などがあり、自身も洗礼にさらされる。その年の10月、農民に国民としての待遇を与えよと初めてメディアで呼びかけ、12月には『南方週末』2000年度人物に選ばれる。2000年9月、郷党書記の職を辞し、南方で仕事。現在北京在住。『中国改革』『改革内参』記者および編集者

吉田富夫[ヨシダトミオ]
1935年、広島県に生まれる。1958年、京都大学文学部卒業。現在、仏教大学文学部教授。現代中国文学史専攻

北村稔[キタムラミノル]
1948年、京都府に生まれる。京都大学文学部史学科(現代史専攻)を卒業。現在、立命館大学文学部教授。法学博士。専攻は中国近現代史

周俊[シュウシュン]
1971年、中国上海に生まれる。2003年、立命館大学大学院文学研究科修了。中国近現代政治史専攻。文学博士。現在、立命館大学大学院文学研究科研究生
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。