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ファッション中毒―スタイルに溺れ、ブランドに操られるあなた

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  • サイズ B6判/ページ数 396p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140808771
  • NDC分類 589.2
  • Cコード C0036

内容説明

奴隷のようにトレンドを追い、ロゴ付きの服で広告塔と化すファッションの犠牲者たち。その哀しくも滑稽な姿を軽妙に描き、彼らの狂気を煽るメーカーの内部にメスを入れる。女性心理を操るためのトリック、歪んだボディイメージの演出、身体を蝕む化学物質の使用、テキスタイル・メーカーや下請けに強いられる苛酷な労働…人気ブランドをはじめとする業界の暗部も徹底取材。ファッションの功罪を多角的に検証し、現代消費社会の矛盾をつく注目の書。

目次

prologue ファッション・ヴィクティムって誰のこと?
1 ファッション・ヴィクティムの十戒
2 スピード・シック―トレンドの命は5分間!
3 マックファッション―「GAP帝国」は個性を殺す
4 もうファッションから逃げられない!―メディアとスタイルの蜜月関係
5 痩せてなければオシャレじゃない―歪むボディ・イメージ
6 服を作っているのは誰?―ファッションの負の歴史と現状
7 服という名の凶器―スタイルは着心地に勝る
8 やさしさもトレンド次第?―動物愛護かファッションか
Epilogue なぜ私は心配するのを止めファッションを愛するようになったのか?

著者等紹介

リー,ミシェル[リー,ミシェル][Lee,Michelle]
ファッション・ジャーナリスト。有名ファッション誌『グラマー』『USウィークリー』『コスモガール!』『マドモアゼル』などの編集者としても活躍。1997年には、特集記事でウィリアム・ランドルフ・ハースト賞受賞。ニューヨーク・シティ在住

和波雅子[ワナミマサコ]
翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

25
ファッション・ヴィクティム(中毒のようにトレンドを追いかけるファッショニスタのこと)の言動から社会問題を分析するという異色の本。アメリカでは、#Ku,tooが話題になる20年も前にヒールの健康被害が訴えられていて、色々周回遅れで問題意識が浮上するのだなあ、と遠い目。それはともかく、ファッションに拘泥することによる健康被害は無視できない。ファッションが女性の痩身願望を煽り、摂食障害の問題を生み出しているのは周知の事実である。日本の厚底靴ブームも例に挙げられている。ちょっと古いけど、面白く読めた。2021/11/18

はるき

25
 ファッションに関するあれこれを網羅。労働搾取、摂食障害、流行を追う虚しさ…。何なんでしょうね?たかが服、されど服。服を追って福を失うとは言いませんが、なぜあれほど人間の(特に女性の)欲望を喚起するんだろう。ちょっと内省してしまう。2020/05/18

めめんともり

1
僕達は、目まぐるしく移りゆく流行と、いたる所に埋め込まれた広告に急き立てられ、ファッションを消費している。それはすべてのモノ・サービスにも言えることだ。高速で回転する消費社会を維持する為、人々の労働は劣化し、環境に多大な負荷をかけている。この狂騒曲のテンポを緩めることはできないだろうか?そんなことをすれば「経済」が回らなくなると言う人も多いだろう。でもそれは、いずれ破綻するのだから、それまでパーティーを続けようということだ。本当に自分の好きなものを適正な値段で買い、永く愛用する。まずはそこから始めたい。2014/03/08

吉田良二

0
厚さのわりに目新しい事は書いていないように思う。ダイエット、毛皮、工場労働者の低賃金、ハイヒール、これらの問題を紹介するに留まっていて、スタイルに溺れブランドに操られるタイプの処方箋とはこの本はいえない。2014/01/31

ミルフィーユ

0
もうちょっと面白いかと思ったんだけど、特に着目するところもなく。2010/02/18

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