内容説明
奴隷のようにトレンドを追い、ロゴ付きの服で広告塔と化すファッションの犠牲者たち。その哀しくも滑稽な姿を軽妙に描き、彼らの狂気を煽るメーカーの内部にメスを入れる。女性心理を操るためのトリック、歪んだボディイメージの演出、身体を蝕む化学物質の使用、テキスタイル・メーカーや下請けに強いられる苛酷な労働…人気ブランドをはじめとする業界の暗部も徹底取材。ファッションの功罪を多角的に検証し、現代消費社会の矛盾をつく注目の書。
目次
prologue ファッション・ヴィクティムって誰のこと?
1 ファッション・ヴィクティムの十戒
2 スピード・シック―トレンドの命は5分間!
3 マックファッション―「GAP帝国」は個性を殺す
4 もうファッションから逃げられない!―メディアとスタイルの蜜月関係
5 痩せてなければオシャレじゃない―歪むボディ・イメージ
6 服を作っているのは誰?―ファッションの負の歴史と現状
7 服という名の凶器―スタイルは着心地に勝る
8 やさしさもトレンド次第?―動物愛護かファッションか
Epilogue なぜ私は心配するのを止めファッションを愛するようになったのか?
著者等紹介
リー,ミシェル[リー,ミシェル][Lee,Michelle]
ファッション・ジャーナリスト。有名ファッション誌『グラマー』『USウィークリー』『コスモガール!』『マドモアゼル』などの編集者としても活躍。1997年には、特集記事でウィリアム・ランドルフ・ハースト賞受賞。ニューヨーク・シティ在住
和波雅子[ワナミマサコ]
翻訳家
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