内容説明
主審は、グラウンドではいつも孤独だ。敵も味方もなく、勝利の感激に浸ることもない。観客からは判定への不満や負けた怒りが向けられ、台数を増したテレビカメラの目は何も見逃さない。すべてが見られ、判断される。そして、非情にも主審のミスを暴く。マンマ・ミーア!プレーヤーと観戦者のために、その身を捧げる彼らとは一体何者なのか。多大な犠牲を払いながらも、過酷な“任務”を続ける理由は何なのか。世界で最も敬愛される審判が、その知られざる日常、特異なスピリットを貴重なエピソードとともに紹介する。
目次
第1章 私のワールドカップ
第2章 準備
第3章 前日と予選
第4章 試合
第5章 審判の世界
第6章 私生活
第7章 私の愛する選手たち
第8章 私と…
著者等紹介
コッリーナ,ピエルルイジ[コッリーナ,ピエルルイジ][Collina,Pierluigi]
1960年2月13日、イタリア・ボローニャに生まれる。ボローニャ大学経済学部および法学部を卒業。1977年よりサッカー審判を始め、1991年、セリエAにデビュー。1995年から国際審判員となり、1996年アトランタ・オリンピックの男子サッカー決勝、1999年チャンピオンズリーグ決勝、2002年ワールドカップではアルゼンチン対イングランド、日本対トルコ、ドイツ対ブラジル(決勝)の主審を務める。1998年より5年連続で世界優秀審判員に選出。経営コンサルタントしての顔を持つ。ヴィアレッジョ在住
石川顕啓[イシカワアキヒロ]
1968年、広島県生まれ。上智大学法学部卒業。1994年、銀行員からサッカー専門誌の記者に転身する。1999年春、専門誌より独立。フリーのサッカー記者としてミラノへ渡り、ヨーロッパでの取材活動をスタートした。その後の4年間で、セリエA、チャンピオンズリーグ、EURO2000、2002年ワールドカップなど381試合を取材。現地ならではの雰囲気を存分に織り込み、冷静な視点でわかりやすく分析した記事を日本へ送り続けた。スポーツ総合誌、サッカー誌、インターネットなどに多数寄稿している
山口英雄[ヤマグチヒデオ]
1941年、静岡県浜松市生まれ。1964年、天理大学文学部宗教学科卒業。同大学で4年間、日本語選科専任講師を務めた後、イタリアに渡る。ペルージャ・イタリア語外国人大学を経て、1978年、イタリア国立ローマ大学哲学部卒業。同年より各種通訳、翻訳、サッカーリポーターなどとして活躍。ローマ在住
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