ゲームのルール

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140808122
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

内容説明

主審は、グラウンドではいつも孤独だ。敵も味方もなく、勝利の感激に浸ることもない。観客からは判定への不満や負けた怒りが向けられ、台数を増したテレビカメラの目は何も見逃さない。すべてが見られ、判断される。そして、非情にも主審のミスを暴く。マンマ・ミーア!プレーヤーと観戦者のために、その身を捧げる彼らとは一体何者なのか。多大な犠牲を払いながらも、過酷な“任務”を続ける理由は何なのか。世界で最も敬愛される審判が、その知られざる日常、特異なスピリットを貴重なエピソードとともに紹介する。

目次

第1章 私のワールドカップ
第2章 準備
第3章 前日と予選
第4章 試合
第5章 審判の世界
第6章 私生活
第7章 私の愛する選手たち
第8章 私と…

著者等紹介

コッリーナ,ピエルルイジ[コッリーナ,ピエルルイジ][Collina,Pierluigi]
1960年2月13日、イタリア・ボローニャに生まれる。ボローニャ大学経済学部および法学部を卒業。1977年よりサッカー審判を始め、1991年、セリエAにデビュー。1995年から国際審判員となり、1996年アトランタ・オリンピックの男子サッカー決勝、1999年チャンピオンズリーグ決勝、2002年ワールドカップではアルゼンチン対イングランド、日本対トルコ、ドイツ対ブラジル(決勝)の主審を務める。1998年より5年連続で世界優秀審判員に選出。経営コンサルタントしての顔を持つ。ヴィアレッジョ在住

石川顕啓[イシカワアキヒロ]
1968年、広島県生まれ。上智大学法学部卒業。1994年、銀行員からサッカー専門誌の記者に転身する。1999年春、専門誌より独立。フリーのサッカー記者としてミラノへ渡り、ヨーロッパでの取材活動をスタートした。その後の4年間で、セリエA、チャンピオンズリーグ、EURO2000、2002年ワールドカップなど381試合を取材。現地ならではの雰囲気を存分に織り込み、冷静な視点でわかりやすく分析した記事を日本へ送り続けた。スポーツ総合誌、サッカー誌、インターネットなどに多数寄稿している

山口英雄[ヤマグチヒデオ]
1941年、静岡県浜松市生まれ。1964年、天理大学文学部宗教学科卒業。同大学で4年間、日本語選科専任講師を務めた後、イタリアに渡る。ペルージャ・イタリア語外国人大学を経て、1978年、イタリア国立ローマ大学哲学部卒業。同年より各種通訳、翻訳、サッカーリポーターなどとして活躍。ローマ在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

51
【再読】『しくじり審判』を読了後、無性に本書が読みたくなった。これは2002日韓W杯決勝主審を務めたコッリーナ氏の自伝である。審判資格を持っている諸氏には第5章「審判の世界」から読むことをお勧めする。「割当」を受けている審判なら第2~4章を我が事のように読めるはずだ。そして、日本という治安の良い国で審判できることの幸福を思わずにはいられない。観客に背を向けて走る副審の背中を傘の先端で狙われるなんてゾッとする。しかし、そんな環境で育つ審判は、かなり精神的にもタフになるのだろうな~2023/08/19

α0350α

3
今だと審判といって最初に思い付くのはハワード・ウェブですが、一昔前はこの人でしたね。02年W杯で日本に来たときのエピソードが面白かったです。バスケ大好きとかベッカム好きとか意外(?)な一面を知ることができて良かったです。最近の大きな大会では審判に対する風当たりが強いですが、良いジャッジを見せてもらいたいですね(この方は引退してますが)。2011/06/13

シャル

3
世界ナンバーワンレフェリーと呼ばれたコッリーナ氏による自伝。その真摯な姿勢と、サッカーの審判の考え方と日常とか描かれており、普段は日の当たらない舞台裏を垣間見ることが出来る。その仕事に誇りを持っていて、常に向上し続けようという姿勢があるからこそ、名レフェリーとなり得たのだろう。2011/02/06

さくらん母

1
サッカーの審判はあらゆるスポーツの中でも一番選手に近く且つとても重要な位置付けにあると思う。サッカーは審判なしではできないスポーツ。しかも審判は選手並みに走れなければならない。しかも途中交代はない。自己管理きちんとしてるんだろうな。トレーニングも計画的に行ってるんだろうな。審判目線でサッカー観るのもおもしろい。2015/12/16

ウサゲマン

1
有名人が著したベーシックな自叙伝という感じだけれど、それでも審判であった著者が誠実に言葉を紡いでいるその様は悪いものではないね。2008/05/24

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