内容説明
市民が描いたあの日のNAGASAKI。被爆者たちの「深い祈り」が絵画となってよみがえる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
23
★★★★★NHK長崎放送局が行った、被爆者が描いた「原爆の絵」展から、103点の絵が紹介されています。被爆者が直接目にした映像をそのまま描かれているというだけあって、非常にリアルな描写ではないでしょうか。また、それぞれの絵に被爆者の解説が掲載されており、当時の悲惨な情景が映像のように動き出す感覚があります。【印象的な言葉】真っ黒こげの電車とつり皮を持って立ったままの状態で真っ黒の炭になっている人々。大人も子供も生きたまま焼かれたのだ。2020/01/26
かおりんご
20
絵本。原爆投下当時、もうすでに物心がしっかりついている人たちが、大人になって当時を振り返って絵に表したもの。どれもがその当時の恐怖を伝えています。描かれてはいるものの、漢字が多用されていたり、表現が難しかったりするので、小学校高学年から高校生辺りがいいのかも。2017/09/24
ryo
7
原爆のこと、戦争のこと絶対に忘れないようにしようと思った。2019/08/20
SK
0
199*きのこ雲の中に虹が見えたというのは意外だった。ヒロシマ編より、作品点数も、ページ数も少ない。2016/08/08
だいこく
0
何世紀も昔の話じゃない。なのに、どうして遠くに感じるんだろう。そんな自分がふがいない。いまも世界はいつ爆発するか分からない火種を抱えている。それがまた、悲しくて、辛い。2010/03/19