内容説明
何をめざすのか!?この国をどこに導いていくのか!?明確なビジョンを示せない首相はいやおうなく舞台から引きずり下ろされる時代がきた。そのビジョンを策定し、実現を推進する陰の主役こそ首相補佐官にほかならない。はたしてアメリカ大統領補佐官のように日本に「首相補佐官」は根付くのか、そして育つのか。日米秘密工作「幻の補佐官・若泉敬」から小泉電撃訪朝「参謀型秘書官・飯島勲」まで、戦後政治史の中に秘められた補佐官たちの物語を関係者の証言・資料から丹念に再構築し、その可能性と課題を緊急提言する。
目次
首相補佐官誕生秘話
補佐官物語(ノーベル平和賞をつかんだ男たち;国家維新を目指した男たち;未来の日本人をデザインせよ!;聖域を打ち破れ!)
補佐官の法則
著者等紹介
中見利男[ナカミトシオ]
作家、ジャーナリスト。1959年生まれ。岡山県倉敷市出身。民放テレビ局勤務を経て、現在は執筆活動に力を注ぐ。執筆対象は、政治、国際情勢、歴史と幅広い
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感想・レビュー
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sayan
3
突然ふってわいたような「首相補佐官」と思っていたが、その歴史、法的根拠、役割、さらに実際に補佐官を担った人々の話が詳細に記されており大変興味深かった。特に、沖縄を巡る岡本行夫の貢献、そして若泉敬の「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」(他に方法はなかったのだと信じたい)箇所は読み引き込まれた。首相補佐官は、「直観力」と「直感力」が求められるという分析は、その立ち居地、期待される成果から、まさに!と納得する箇所だった。非常に興味深いポジションだ。2017/06/26
pochi11
0
!!2009/06/14
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