NHKスペシャル文明の道〈1〉アレクサンドロスの時代

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  • サイズ A5判/ページ数 260p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784140807750
  • NDC分類 220
  • Cコード C0322

内容説明

アレクサンドロスの登場から、モンゴル帝国の完成へ。ユーラシア大陸で繰りひろげられた約1,600年の文明の興亡のなかに、「交流」と「融合」の歴史を探る。

目次

Eurasian Map・アレクサンドロス・東方遠征の軌跡
ユーラシアへの視点1―「文明の衝突」を越えて
「文明の道」番組ダイジェスト
文明の道―アレクサンドロスの時代
取材記「ユーラシアに立つ」(アレクサンドロスの素顔を求めて;イラン・世界帝国の残像を探して)
図解コラム(文明を支えたカナート;「馬」利用史上のアレクサンドロス大王)
「文明の道」へのアプローチ(アケメネス朝ペルシャからアレクサンドロスの王権へ;アレクサンドロスの夢―湾岸考古学から見たもう一つのヘレニズム)
巻末ガイド「ユーラシアの旅」1―アレクサンドロスの山河
年表「アレクサンドロスの時代とその後」

著者等紹介

森谷公俊[モリタニキミトシ]
帝京大学文学部助教授/古代ギリシャ・マケドニア史。1956年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学

後藤健[ゴトウタケシ]
東京国立博物館上席研究員/湾岸考古学。1950年生まれ。東京教育大学文学部卒業。イラン、シリアなどの古代遺跡やアラビア湾岸の考古学調査に従事

小堀巌[コボリイワオ]
国際連合大学上席学術顧問/地理学。1924年生まれ。東京帝国大学理学部地理学科卒業

川又正智[カワマタマサノリ]
国士舘大学文学部教授/考古学。1946年生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大学院修了

山内和也[ヤマウチカズヤ]
東京文化財研究所主任研究官/イラン考古学。1961年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業

辻村純代[ツジムラスミヨ]
国士舘大学イラク古文化研究所共同研究員/ギリシア・ローマ考古学。1954年生まれ。広島大学大学院博士課程前期修了
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

25
世界的某動画サイト(笑)にて、この「文明の道」シリーズを視聴。番組の副読本というより、番組が映像資料的な豊富な内容。ギリシアの一地方マケドニアを起ち、エジプト、アケメネス朝ペルシャを制し、遠くインドまで至ったアレクサンドロス大王の足跡と、西洋中心史観を排した西ユーラシアの実状を追う。番組を約50分に編集する際、不本意ながら切り捨てられたであろう、取材、資料、エピソードを載せ、しっかりした解説と図解で。本書のみでも十分な内容だが、やっぱり、番組とセットで。2016/10/01

futabakouji2

7
DVDが図書館にあったので、一緒に本も読んだ。DVDでは大王がペルシャとギリシャの融合を目指していた風な話だったが、ここではアジアとヨーロッパの融和を目指した大王を否定。インド遠征後、ペルシャの在地支配を否定して、マケドニア系を多く配置した。おまけにギリシャ傭兵がペルシャの味方をしていたので、番組でペルシャとギリシャを対立軸にした番組構成はちょっと無理があったなと思う。 しかし、DVDを見たので全体の流れもわかっていたので、本を読めて理解できた。映像と本で勉強するといいね(115分)2018/09/10

えこーづ

3
尽きない欲望を持ったアレクサンドロスのみが世界を統治できた。2014/05/02

ゆう

1
はじめギリシャの盟主として決起し、やがてアジア(=世界)の王たることを激しく希求するようになったアレクサンドロス。遠征先で優れたペルシャの文化に魅了され、これを取り入れる一方、しだいに古くからの臣下の心は離れていく。異なる文化との共存を是とするペルシャの大部分を引き継いだにもかかわらず、彼の帝国の本質が「アレクサンドロスひとりの帝国」としか呼べないものであったことは、なんという皮肉だろうか。人間は歴史をコントロールすることはできない。それでも、こういう人間の欲望こそが歴史を大きく動かす。ロマンを感じる!!2010/08/01

黒胡麻

0
大王に従って戦い続け、地の果てみたいな未知の土地まで連れていかれたマケドニア兵にちょっと同情した。そりゃもう帰ろうって言いたくなるわ。ペルシャ帝国というと専制君主国のイメージがあったが支配下の多種多様な民族を寛容に統治していたのが意外だった。2015/01/03

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