内容説明
歴史小説の大家が、海洋国家の忘れられた史実に迫る!古代から中世・戦国時代、海を舞台に活躍し遠く海外まで雄飛したサムライたちがいた。海の交易は莫大な富と争いを生む…。
目次
1 藤原純友―古代の海賊王
2 村上武吉―海上王国を築いた男
3 松浦党と蒙古襲来
4 松浦党と倭寇
5 九鬼嘉隆―織田水軍の総大将
6 小西行長―海の司令官
7 三浦按針―旗本になったイギリス人
8 山田長政―タイ日本人町の風雲児
9 荒木宗太郎―王女を嫁にした朱印船主
10 鄭成功―日中混血の海上王
11 徳川水軍と鎖国制度
著者等紹介
白石一郎[シライシイチロウ]
韓国釜山生まれ。戦後、長崎県佐世保市に引き揚げる。1954年、早稲田大学政治経済学部卒業。57年『雑兵』でデビューを果し、作家活動に入る。87年『海狼伝』で第九七回直木賞受賞。ほかに、柴田錬三郎賞・海洋文学大賞特別賞・吉川英治文学賞など受賞多数。福岡市在住
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