最後の宦官秘聞―ラストエンペラー溥儀に仕えて

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140807101
  • NDC分類 288.492
  • Cコード C0022

内容説明

中華帝国の歴史を陰で操った男でない男の集団。その最後の男がラストエンペラー溥儀と皇后たちに仕えた記憶を赤裸々に語った。中国で話題の書、ついに登場。

目次

第1章 幼き決断
第2章 清朝王府に仕える
第3章 皇太后と京劇団
第4章 紫禁城の日々
第5章 溥儀と皇后婉容
第6章 たそがれの宮廷
第7章 紫禁城を追われて
第8章 宦官たちの末路
第9章 満州国皇帝溥儀の下で
第10章 民国から新中国へ
終章 平穏なる晩年

著者等紹介

賈英華[カエイカ]
1952年、北京生まれ、中国作家協会会員。代表作に『末代皇帝の後半生』がある。この作品は出版されてから国内外に大きな反響を呼び、中国図書第五回黄金の鍵賞を受賞

林芳[リンファン]
1932年生まれ、中国作家協会会員、前神田外語大学教授。津田塾大学英文学科卒業。1955~79年、北京放送局日本語部勤務、主に文芸番組を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kobumaki

5
中国宮廷の歴史が好き。映画ラストエンペラーや蒼穹の昴、華流宮廷ドラマもいい。その中で宦官達は欠かせない。歴史の生き証人からラストエンペラー溥儀やその妻婉容の人柄が語られ、興味深く面白かった。所々自分は宦官として、若い時から優秀で〜と自慢して話している印象を受けた。

9

4
まるで物語の主人公のように清朝最期の人物たちに関わっていく耀庭。今の時代にならなければ語られなかったであろう宦官だから知りえた秘密とか話が非常に興味深くとても面白かった。既に溥儀の廃帝が決まってからの宮勤めとか詰んでしまったような状況でなんとか生きていこうとする孫耀庭氏や宦官たちがたくましいし、宦官としての思考も興味深い。コネも顔の広さも大切のようで、宦官全盛の時代であれば彼は上級太監になれたのかな。文革の嵐も乗り越えて静かな晩年を過ごされたようでこちらもホッとした。これ翻訳は相当苦労されたのではないか。2016/05/28

takao

1
ふむ2024/10/10

福姐999☆

1
大変興味深い内容で、ちょっとした記述に立ち止まること多くなかなか読破できませんでした。原書はさらなるボリュームらしいので縁があれば見てみたいです。2022/06/19

すいれん

1
皇后関係の記述が多いな、と思ったら重点的に訳出したとのこと。終章と井波律子氏の特別寄稿がしみじみよかった。富も名誉も得るのも失うのも一瞬。回顧録だけに留まらない面白さがあった。2015/12/26

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