内容説明
常に現実の問題と向き合い、走り続けてきた戦後思想界の巨人が初めて語り下ろす「老いの生き方」。
目次
1 老いと衰え
2 知識と知恵
3 「死」とどう向き合うか
4 介護と被介護
5 世代と時代
6 二〇世紀と二一世紀を俯瞰する
7 文学作品に見る「老いの流儀」
著者等紹介
吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年東京生まれ。東京工業大学理学系化学科卒。詩人、評論家。常に現実の問題と向き合い、文学・社会・宗教など広範な批評活動を続けている
古木杜恵[フルキモリエ]
1948年長崎生まれ。法政大学文学部卒。ノンフィクションライター
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感想・レビュー
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老いと衰え: 無意味な身体の鍛錬 四国八十八ヶ所 知識と知恵: 老齢化 臓器移植への疑問 老いと衰えは同義語か 「死」とどう向き合うか: 輪廻転生 親鸞の一念義 不徹底な救済 文学者たちの「死」の捉え方 介護と被介護: 家父長制度の利点 死≠自分のもの 家族の関係性 老人が老人を介護 世代と時代: 地域性と時代性 家族解体の過渡期 意味と価値 二〇世紀と二一世紀を俯瞰する: 世代間の距離は増大の一歩 企業が横につながりだした 文学作品に見る「老いの流儀」: 室生犀星・徹底した事故暴露 老人の性・川端康成2022/05/19